回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社小坂酒造場
成果超低温貯蔵庫には一升瓶3920本分を貯蔵することが可能
| 事業者名 | 株式会社小坂酒造場 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 美濃市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1951年 |
株式会社小坂酒造場は天保期以前から続く日本酒の蔵元で、清酒「百春」や「さんやほう」が知られる。清酒「百春」は全国新酒鑑評会で金賞を受賞している。国税庁の指針では清酒は2度の加熱処理殺菌が必要とされており、火落ち菌などを防ぐためとされている。
抱えていた課題
やったこと
超低温貯蔵設備を導入し、清酒の凍結直前温度(マイナス・清酒のアルコール度数÷2とされる温度帯)で貯蔵できる製造環境を整えた。圧搾後の清酒は加熱処理せず、酸素に触れる機会を減らすためタンクに貯蔵せず直接瓶詰めした。超低温貯蔵庫は一升瓶3920本分を貯蔵でき、温度管理はマイナス20度の冷蔵まで可能である。1カ月間の超低温貯蔵酒と常温保存酒について分析検査と官能検査を実施して比較した。
| 加工機 | 超低温貯蔵設備(超低温貯蔵庫) |
|---|
新しい製品・サービス:風味劣化の極めて少ない超低温貯蔵による「百春純米無ろ過生原酒」(720ml)
加熱処理を避けたことで、清酒の発酵や雑味、火落ち菌、老ね香の発生などの劣化を抑えられ、搾りたての芳香と天然の炭酸ガスを残した新鮮で清涼感のある清酒を年間を通じて消費者に届けられるようになった。超低温貯蔵酒は常温保存酒に比べて品質の劣化がほぼ認められなかった。冬季に醸造した生原酒を超低温貯蔵し、造りのシーズン以外も生のフレッシュさを残した日本酒を販売できている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
清酒「百春」の製造という既存事業の延長で、生原酒を超低温貯蔵する取組として位置付けられている。経営戦略上の明確な位置付けは記述が薄い。
「百春」など知名度のある銘柄や名水の仕込水が強みとして挙げられるが、市場動向との関係や競争優位の説明は限定的である。
加熱処理による香りや味の劣化という課題が示され、超低温貯蔵で解決する方針だが、売上や付加価値の数値目標は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員11人の小規模蔵元であることがうかがえるが、補助事業を遂行する体制や人材の具体的な記述はない。
加熱なしの生原酒を超低温貯蔵し、新鮮で清涼感のある味わいを提供する点と、造りのシーズン外も販売できる点が具体的に書かれている。
1カ月間の超低温貯蔵酒と常温保存酒を分析・官能検査で比較し製品化に至った経緯が示されるが、中長期のスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
加熱処理を行わない生原酒の超低温貯蔵という手法で、一般的な清酒とは異なる新鮮な風味の製品を開発した点が読み取れる。
清酒の需要拡大や日本の食文化の評価につながると期待が述べられ、観光や地域文化との関連も触れられている。
超低温貯蔵庫の導入効果が示されるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。
超低温貯蔵の技術開発は示されるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記述はほぼない。
公開されている事例からは読み取れません。
美濃市の「うだつの上がる町」や本美濃紙の産地という地域特性を挙げ、酒蔵ツーリズムや外国人観光客の誘致につなげる方針が書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新しいブランドを確立し、日本の食文化の可能性を追求していきたい。外国人観光客にもアプローチをかけ、販売につなげていきたい。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg