新たな加工方法による「原板パネルの製作」と、それを活用した「新商品の開発」を間伐材で
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
株式会社巧報社
成果受注ロット 300個→1個
| 事業者名 | 株式会社巧報社 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 関市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 従業員数 | 23人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1977年 |
創業から事務用伝票やビジネスフォーム、チラシや封筒などの商業印刷、OA機器などを、一般企業の用途や環境に合わせて提供してきた。近年は新事業として、企業や団体の商品などを擬人化してイメージキャラクターによるブランディングを行う「岐阜もえしょくプロジェクト」を始め、ノベルティグッズの提案からイベント参加、販路開拓までを支援している。平成25年からは県内の食・名産品を擬人化するプロジェクトを立ち上げ、各社のキャラクターとキャラクター付き商品の知名度アップを図ってきた。
抱えていた課題
やったこと
UVインクジェットプリンターを導入し、様々なノベルティグッズにキャラクターを印刷できる体制を整えた。営業がクライアントに商品化・提案しやすい上位6品目として、ゴルフボール、ペーパーナイフ、爪切り、飲料品のビン、包丁の柄、PPクリアホルダーを選び、印刷後に剥がれやキズが出ないかを確認した。印刷後のアルコール試験、爪でのひっかき、熱湯テストを行った結果、ゴルフボール(ゴム)、ペーパーナイフ(金属)、爪切りの柄(アクリル)、瓶(ガラス)、包丁の柄(木)の5種類で定着性に問題のない印刷ができた。UVインクジェットプリンターは最低1個から印刷でき、データと印刷対象商品があれば3営業日から提供可能で、ノベルティサンプルならインク代・材料費の直接原価のみで製作できるようになった。これにより小ロット(300個→1個)、短納期(5営業日→3営業日)、低価格(3,000円→1,000円以下)への対応が可能になった。
| 加工機 | UVインクジェットプリンター |
|---|
新しい製品・サービス:せっけんなどに印刷したグッズ
UVインクジェットプリンターの導入により、キャラクターを多様なノベルティグッズに印刷できる体制が整った。受注ロットは300個から1個、納期は5営業日から3営業日、価格は3,000円から1,000円以下へと改善し、小口・短納期・低価格の注文に対応できるようになった。これにより、キャラクター付き商品の提案の幅が広がり、クライアントの販売したい商品の拡販と売上向上につなげられる体制が構築できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の印刷事業と2013年開始のもえしょくプロジェクトを基盤に、キャラクター商品の販路拡大を位置づけている。
300個→1個、5営業日→3営業日、3,000円→1,000円以下など受注条件の改善を数値で示し、優位性を説明している。
知名度向上から得意先の売上拡大へつなげる流れは示されるが、課題を数値で捉えた記載は見当たらない。
付加価値額や賃上げの目標値は記載されておらず、実現可能性を判断できる数字がない。
従業員23人の体制と営業担当によるクライアント提案は示されるが、補助事業の遂行体制の具体は薄い。
6品目中5種類で定着性を検証し、最低1個から3営業日で提供できる点など、顧客に選ばれる理由が具体的。
対面営業やイベント参加、せっけん検証などの取組は並ぶが、時期や段取りを示すスケジュールはない。
公開されている事例からは読み取れません。
UV印刷で多様なノベルティに対応する点は示されるが、分野の普及度や高価格化の水準は記載されていない。
岐阜県の隠れた名産品を若い世代へ知らせる地域PRの役割が示され、地域貢献の理由はうかがえる。
導入費用や補助金額に対する付加価値増加の数値がなく、費用対効果は判断できない。
UVインクジェットとSNS配信、キャラクターブランディングを組み合わせる点は見えるが、業界への波及は薄い。
成長分野への進出や日本経済の構造転換に関する記載は、公開された事例には見当たらない。
岐阜県の名産品や飛騨牛、美濃白川茶を題材にした地域の特性活用が明確に示されている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は、ゴルフボール、金属製の銘板・キーホルダー、プラスチック素材の爪切り・カード、ガラス素材の瓶、木製の包丁の柄などにキャラクター印刷を施し、キャラクターを使っている得意先に対面営業でPRしていく計画である。さらに提案できる商品を増やすため、せっけんに印刷したグッズづくりにも挑戦しており、各種イベントへの参加を通じて市場の拡大を目指す。得意先の売上拡大への貢献につなげる。
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
首都圏の若者や海外市場への販路拡大を目指し、原料処理や低温貯蔵、急速加熱殺菌冷却など鮮度を保つ工程を強化した。
効果:作業人数 4人→3人
平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業(ものづくり補助金)を使い、画像寸法測定器や洗浄機などを導入した。
効果:洗浄工程で約32分短縮