自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
有限会社平野鋳造所
| 事業者名 | 有限会社平野鋳造所 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 掛川市 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,情報処理,測定計測,複合・新機能材料 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1950年 |
当社は1950年に繊維機械や製茶機械などの開発事業所として創業し、1957年には火炉の鋳造部品を自社製造するため鋳造部を新設した。1997年に有限会社化し、2012年には掛川市遊家に新工場を建設した。鋳鉄品は組織のあり方によって剛性が大きく変わるため、不良原因を物理的・工学的に解明しながら高品質な素形材づくりを行ってきた。鋳物業界では職人の資質や経験則に頼る傾向が強く、工学的理論に基づかない場合もあった。
抱えていた課題
やったこと
不良が発生した際には原因の仮説を立て、鋳型の中で起こっている事象をイメージしながら、その仮説を実際の製造現場で検証する取り組みを繰り返してきた。本事業では最新の鋳造シミュレーションシステムを導入し、鋳造欠陥を製造前に三次元化して動画や静止画で可視化し、その解析結果から鋳造方案の設計プロセスを構築できるようにした。あわせて発光分光分析装置を導入し、溶けた鉄に含まれる微量元素を高精度で安定して分析できるようにした。これにより溶解・調合・分析の精度を高め、鋳鉄製品の品質安定化を図った。
| ソフト | 鋳造シミュレーションシステム |
|---|---|
| 検査測定 | 発光分光分析装置 |
鋳造欠陥の事前予測により鋳造方案を設計できる体制が整い、高機能無欠陥鋳物の安定供給を実現した。発光分光分析装置により微量元素の分析精度が向上し、鋳鉄製品の品質安定化が進んだ。これまで外部委託していた鋳造シミュレーションを内製化でき、品質要求の高い製品に対する安定供給体制を構築できた。その結果、鉄道車両向け高効率モーター素材の製造で既に数社の新型鉄道車両に採用されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1950年創業から鋳造部新設、工学的な不良原因追究の蓄積など過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
鉄道車両向け高効率モーター素材に全社注力し、鉄道関連市場へのシェア拡大を目指すとあるが、強み・弱みの分析は具体的に書かれていない。
熟練工頼みや不良率の高さという課題を挙げ、鋳造シミュレーションで不良を事前予測し高機能無欠陥鋳物の安定供給につなげる流れが具体的に書かれている。
高付加価値の目標値や数値は示されておらず、新型鉄道車輛で採用が始まったとあるのみで、目標の実現可能性は読み取りにくい。
社長と専務が大学工学部で専門教育を受け数十年現場に携わったとあり、人材面の体制はうかがえるが、事務処理能力などは書かれていない。
鉄道車両向け高効率モーター素材という製品と、重要保安部品として高い品質と安全性が求められる顧客ニーズは読み取れる。
鋳造方案の設計から木型製作段階で不具合を排除する手法や、現場検証を繰り返す進め方は書かれているが、スケジュールは不明。
公開されている事例からは読み取れません。
鉄道車両向けモーターフレーム用の高機能無欠陥鋳物という分野の特徴は読み取れるが、普及度や市場での高価格化の数値は示されていない。
鉄道関連市場へのシェア拡大や新型鉄道車輛での採用はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。
外部委託していた鋳造シミュレーションの内製化や分析精度の向上は書かれているが、補助金額に対する費用対効果の数値はない。
鋳造シミュレーションや発光分光分析装置というデジタル技術の活用は読み取れるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
掛川市遊家の新工場での事業とあるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
鉄道関連市場へのシェア拡大を目指している。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
賞味期限印字のリスクを回避するため、カメラで印字を撮影して印字を解析・照合し、高い確率で認識するシステムを導入した。
効果:1日当たりの生産数 52パレット/日→102パレット/日
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。