ものづくり補助金平成26年度製造業愛知県

小ロット短納期対応が可能な殺菌調理装置を導入し、レトルト製品の品質維持と安定した納期で出荷できる生産プロセスの革新事業

コジマフーズ株式会社

成果殺菌処理機の同時処理能力 1,500パック→2,000パック

この事例のポイント

  • 年末年始の繁忙期には毎日残業が続く厳しい状況だった。
  • 平成26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金を活用し、殺菌処理機を1台追加導入した。
  • 殺菌処理機の同時処理能力 1,500パック→2,000パック。殺菌処理機の増設により同時処理能力が1500パックから2000パックに高まり、生産能力が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名コジマフーズ株式会社
所在地愛知県 名古屋市南区
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数25人
資本金1,600万円
設立1965年

事業の背景

コジマフーズは玄米を主体とした餅や粥などのレトルト食品を製造販売している。昭和23年の創業当初は米の販売が中心で、平成21年に米穀販売を終了した。同54年頃から玄米原料の商品を展開し、根強いファンに長年購入されている。健康志向や核家族の増加を背景にレトルト商品の引き合いは少しずつ伸び、海外のスーパーにも出荷している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能年末年始の繁忙期には毎日残業が続く厳しい状況だった。
  • 生産能力殺菌処理機は2台体制で同時に約1500パックしか処理できず、海外スーパーからの大量受注に応えられずに断念した。

やったこと

平成26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金を活用し、殺菌処理機を1台追加導入した。これにより2台体制だった殺菌処理機の同時処理能力が1500パックから2000パックに高まった。餅、玄米の粥、パウチ入り玄米ご飯などほぼ全てのレトルト製品に殺菌処理が必要なため、処理能力の増強が生産全体に効いた。

加工機殺菌調理装置(殺菌処理機)

事業の効果

  • 殺菌処理機の同時処理能力 1,500パック→2,000パック

殺菌処理機の増設により同時処理能力が1500パックから2000パックに高まり、生産能力が向上した。平成21年に米穀販売を終えて玄米レトルト製品の生産に事業を絞ったことと合わせ、生産性が向上した。これにより繁忙期や大量受注時に度重なっていた残業も改善され、今では長時間の残業はほとんどないという。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業以来の玄米製品への注力や平成21年の米穀販売終了による事業集中が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    玄米レトルト商品の引き合いが伸び海外スーパーにも出荷しているとあるが、市場分析や競争優位の具体的記述は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    繁忙期の毎日残業や大量受注を断念した課題を明示し、殺菌処理機増強で同時処理1500パックから2000パックに高めた対策がある。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    賞味期限を現状1年程度から2-3年に伸ばす目標はあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員25人の企業で有機JAS認証の管理体制に触れるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の記述は乏しい。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    健康志向や核家族の増加を背景にした需要増、有機JAS認証品という選ばれる理由が具体的に示されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後の長期保存製品の開発方針は示されるが、スケジュールや課題解決の方法は公開事例からは明確に読み取れない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    玄米の認知度が低い時期から玄米レトルト商品に展開し、有機JAS認証品を開発するなど高付加価値化の方向が示されている。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    健康食品や災害時の保存食としての社会的役割に触れるが、雇用創出や波及効果の数値は示されていない。

  • 費用対効果3

    殺菌処理機1台追加で処理能力が1500から2000パックに増えた効果は読み取れるが、投入額に対する費用対効果の記述はない。

  • イノベーションへの貢献2

    殺菌処理機の増強は示されるが、先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルの活用はうかがえない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    名古屋市の食品製造企業として玄米製品の供給を続け、海外展開も行っている点から地域経済への貢献がうかがえる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

現状約1年の賞味期限を2〜3年に延ばすことを目標に、健康食品としてだけでなく保存食として利用できる商品の開発を進める。長期保存後も購入直後と同じ味覚を保つことも課題としている。

事業者の声

だからこそ粘り強く取り組む価値がある

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

大阪府製造業平成25年度

MRI用超電導マグネット監視装置の生産体制強化

制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。

効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。