画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
富川化学工業株式会社
成果加工スピード 1倍→2倍
| 事業者名 | 富川化学工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 愛知県小牧市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 90人 |
| 資本金 | 7,000万円 |
| 設立 | 1962年 |
富川化学工業は食品を中心とするプラスチック容器の専門メーカーで、アイスクリーム容器などの冷菓容器を主力に、飲料容器の蓋やデザート容器なども手がける。昭和57年にはペットボトル分野にも進出した。冷菓容器が主力のため需要のピークは夏場に集中し、需要の季節変動を抑えて設備稼働を平準化することが課題だった。
抱えていた課題
やったこと
乾燥炉の中を通過する容器に紫外線を照射するUV乾燥炉を更新し、ランプを水銀灯からメタルハライドランプに変更した。メタルハライドランプは水銀灯の2倍のUV量があり、発光長は水銀灯と同じ500mmながらムラのない照射が可能である。これにより乾燥時間は最速で0.3秒に大幅に短縮された。あわせて、曲面印刷機に容器を送り出す供給装置と、乾燥済みの容器を集積する集積装置を導入し、いずれも最大で2倍の加工スピードに対応させた。集積装置は計数スパイラルを片側排出から両側排出とし、将来的な自動包装機の導入を視野に入れて設計した。
| 加工機 | UV乾燥炉 |
|---|---|
| 加工機 | 供給装置(曲面印刷機への容器送り出し) |
| 加工機 | 集積装置(計数スパイラル) |
UV乾燥炉の更新により乾燥時間が最速0.3秒に短縮され、容器の供給から印刷、集積までの効率が上がった。作業効率は平均16―17%向上したと評価されている。不良などのロスも大幅に減少し、生産性の向上に寄与している。加工能力の向上により、夏場に集中する需要への対応力も高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和57年のペットボトル分野進出や60年の食品ニーズ対応は書かれるが、本投資の位置付けを経営戦略として明示する記述は薄い。
印刷品質への取引先の信頼や冷菓容器の主力性は読み取れるが、競争優位の根拠を定量的に示す記述は少ない。
乾燥時間が課題で稼働は最大300個の7割が限度と具体的に述べられ、0.3秒への短縮と平均16〜17%アップの結果も示されている。
最大2倍の加工スピード対応と平均16〜17%アップの実績は示されるが、今後の付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
冷菓容器やテイクアウト容器への展開、豚汁用容器など顧客ニーズへの言及はあるが、選ばれる理由の整理は薄い。
UV炉、供給装置、集積装置を導入し将来の自動包装機導入も視野にあると述べられ、中長期の方向性はうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
食品容器は普及した分野だが、メタルハライドランプで水銀灯の2倍のUV量など同分野内での性能向上は具体的に示されている。
テイクアウト需要の拡大や新領域への挑戦は触れられるが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
不良ロスの大幅減や生産性向上の評価はあるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
食品容器分野での新領域挑戦は書かれるが、日本経済の構造転換への寄与を示す記述は見当たらない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
加工能力の増強を機に、テイクアウト用の各種食品容器という新たな領域へのチャレンジを始めている。コロナ禍で持ち帰りメニューに対応する飲食店が増えており、冬場に需要が増える豚汁用容器などの商材も取り込みたいとしている。
乾燥時間のさらなる短縮が不可欠だった
公式の事例集より(原文のまま)
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%