ものづくり補助金平成26年度製造業滋賀県

電気部品の小型化・軽量化に寄与する超薄型高性能平角線の開発

株式会社三鈴

成果平角線の厚さ 0.035mm→0.01mm

この事例のポイント

  • 機器の軽薄短小化が進み、平角配線にはさらなる薄型化が求められている。
  • 本事業では、軽薄短小の要求が最も厳しいウエアラブル製品や超小型バッテリーの市場をターゲットとした。
  • 平角線の厚さ 0.035mm→0.01mm。厚さ0.010mmの超薄型平角線の開発に成功し、従来の0.035mmから大幅な薄型化を実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社三鈴
所在地滋賀県
業種非鉄金属製造業
技術分野デザイン

事業の背景

株式会社三鈴は、情報や電気を伝える電線用コンダクター(導体)を製造している。製品は医療機器、工業用ロボット、情報通信機器、自動車関連部品など幅広い分野で使われている。主力の薄さ0.035mmの平角線は、長年にわたり自動車用エアバッグ部品に使われ続けている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術機器の軽薄短小化が進み、平角配線にはさらなる薄型化が求められている。

やったこと

本事業では、軽薄短小の要求が最も厳しいウエアラブル製品や超小型バッテリーの市場をターゲットとした。自動車用部品の高品質量産化技術と、平角線の圧延加工技術の経験を活かした。材料となる丸線を導入した圧延機と圧延ロールで加工し、厚さ0.010mmの超薄型平角製品の開発に取り組み、成功した。

加工機圧延機

新しい製品・サービス:厚さ0.010mmの超薄型高性能平角線

事業の効果

  • 平角線の厚さ 0.035mm→0.01mm

厚さ0.010mmの超薄型平角線の開発に成功し、従来の0.035mmから大幅な薄型化を実現した。この製品により、超薄型平角配線として他社との差別化ができる。また、他社が容易に追随できない圧延加工技術力の強化にもつながった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性4

    自動車用エアバッグ部品に10年以上使われた0.035mm平角線の実績があり、その圧延技術を発展させた取組として一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    0.035mm製品の実績と圧延加工技術を活かし、0.010mmの超薄型平角線で他社が追随しにくい差別化をめざす内容と読み取れる。

  • 課題の認識と解決3

    超薄型化が求められる軽薄短小の要求を課題として示し、開発で解決する方向性が書かれている。実効性の具体策は薄い。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    事例紹介に付加価値や賃上げの目標値の記述はなく、公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    人材や事務処理体制に関する記述はなく、公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    ターゲットをウエアラブル製品と超小型バッテリーの市場と明示し、軽薄短小の要求を背景に選ばれる理由を示している。

  • 事業化までの道筋1

    中長期の工程やスケジュール、課題解決の方法は記載されておらず、公開されている事例からは読み取れません。

  • 財務と資金の調達1

    財務状況や資金調達に関する記述はなく、公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    0.035mmから0.010mmへの超薄型化で、同分野で高水準の差別化を図る点が具体的な数字で示されている。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用2

    電線用コンダクターを医療機器や工業用ロボットなど幅広い分野に供給する点は示されるが、国が補助する理由は明示されていない。

  • 費用対効果1

    補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は記載がなく、公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献1

    デジタル技術の活用や新しいビジネスモデルに関する記述はなく、公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    超小型バッテリーやウエアラブル製品の市場を狙うと書かれているが、市場成長や構造転換への言及は乏しい。

  • 地域経済への波及1

    地域の特性や地域経済・雇用への波及に関する記述はなく、公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。