自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社日本クロス圧延
成果生産性(1日あたり) 60m/日→480m/日
| 事業者名 | 株式会社日本クロス圧延 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 茂原市 |
| 業種 | 非鉄金属製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 2,525万円 |
| 設立 | 1973年 |
平成26年度に経営革新計画の承認を受け、高機能金属材料を少量・短納期で製造販売する新ブランド「R&D Materials」を立ち上げた。航空機・宇宙産業や医療機器産業などの新成長分野の企業や研究機関から、フォトエッチング加工に対応できる平坦度に優れたフルフラット材料のニーズが多いことが分かった。
抱えていた課題
やったこと
既存の連続焼鈍炉を改良し、低コストでテンションアニールに対応できるようにした。連続焼鈍処理が1100℃で行うのに対し、テンションアニールに適した400℃前後でも炉内の均熱制御により使用できることを確認した。張力は焼鈍処理の50㎏に対して300㎏以上が必要となるため、コイラーのベルト摩擦方式をパウダークラッチに替えて高張力を安定して発生させた。さらに材料の左右で張力を制御し、曲がりをエッジコントローラーで検出して自動で修正できるようにした。炉内に高温で使用可能なセラミックロールを設置し、材料を挟んで物理的に平坦度を修正できるようにした。
| 加工機 | 連続焼鈍炉(改良) |
|---|---|
| 加工機 | パウダークラッチ(コイラー) |
| 検査測定 | エッジコントローラー |
| その他 | 高温用セラミックロール |
新しい製品・サービス:テンションアニール技術によるフルフラット材料
試作品の平坦度は1000㎜/0.1㎜の精度で生産できることを検証し、評価したすべての材料で精度を達成した。生産性は従来の8〜10倍に上がり、製造コストも大幅に下がった。擦り傷が発生しない品質面の利点も得られた。台湾、韓国、ASEANの電子部品メーカーから引き合いが大幅に増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成26年度に経営革新計画の承認を受け、新ブランドR&D Materialsを立ち上げた流れを踏まえ、フルフラット材料開発が既存の事業展開と一貫している。
航空機・宇宙・医療機器の研究開発者向けニーズを把握し、平坦度1000mm/0.1mmという高精度を実現する点で競争優位性を示している。
従来は短く切断して平坦度を改善し高コストだった課題を示し、生産性60m/日から480m/日、コスト3000円から500円/mという数字で解決を示している。
生産性が60m/1日から480m/1日、製造コストが3,000円/1mから500円/1mへと具体的数値で目標と実績が示され、精度達成も検証されている。
社長と担当者のコメントから開発体制はうかがえるが、人材や事務処理能力の具体的な確保状況は読み取れない。
台湾・韓国・ASEANの電子部品メーカーから引き合いが増えているとあり、顧客ターゲットとニーズの裏付けが示されている。
既存連続焼鈍炉の改良、コイラー制御、セラミックロール設置という実施内容は示されるが、中長期のスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
フルフラット材料は一般的な金属箔(1000mm/1mm)より高精度な0.1mmを実現し、同分野で高水準の高付加価値化を図っている。
航空宇宙・医療分野の新成長分野向け材料とあり、日本のものづくりへの貢献はうかがえるが、波及効果や雇用創出の数値は示されない。
生産性8倍・製造コスト約6分の1への改善が示され、既存炉の改良で低コストに開発した点から費用対効果の高さが読み取れる。
テンションアニールと制御技術の開発はうかがえるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
新成長分野の航空機・宇宙・医療機器向けの材料とあり、構造転換への寄与がわずかにうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
台湾、韓国及びASEANの電子部品メーカーから引き合いが大幅に増えており、今後も国内外への販路開拓を進めてフルフラット材料の需要が増加すると予測している。
弊社は「高機能材料で日本の技術を支えます!」を会社の目的と掲げています。今回の技術開発で高精度な部品を製造するために欠かせない高精度なフルフラット素材を製造することに成功しました。この新しい技術が「日本のものづくり」のお役に立てれば幸いです。
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
ハイブリッド式測定機「O-INSPECT442」を導入した。
効果:医療機器用金属部材の測定時間 24分→18分
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。