ものづくり補助金平成26年度製造業滋賀県

コーヒーエキスの独自の抽出・調合技術を生かした柑橘系アロマオイル・エキス等の開発・生産

ハニー珈琲株式会社

この事例のポイント

  • 従来の水蒸気蒸留法では、原料の柑橘が高熱と水に晒されるため、エッセンシャルオイル(精油)が十分に抽出できなかった。
  • マイクロ波減圧抽出装置を新規導入し、マイクロ波減圧技術を用いた抽出技術を確立した。
  • マイクロ波減圧抽出により、熱で損なわれにくい低温抽出が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名ハニー珈琲株式会社
所在地滋賀県
業種飲料・たばこ・飼料製造業

事業の背景

ハニー珈琲は、コーヒーエキス、フレーバー、コーヒーオイル、コーヒーペーストを製造しており、食品・製菓メーカーなどの顧客が製品の味付けや香り付けに使いやすい形で供給している。味と香りを細かく追求するため小ロット生産を行い、独自技術による抽出・調合・殺菌・充填・点検・出荷の工程で、顧客のニーズに合わせたオリジナル製品を製造している。この抽出・調合技術を活かして柑橘系アロマオイル・エキスなどの開発・生産に展開した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度従来の水蒸気蒸留法では、原料の柑橘が高熱と水に晒されるため、エッセンシャルオイル(精油)が十分に抽出できなかった。
  • 品質・精度水蒸気蒸留法では柑橘のフレッシュな香りが弱くなるという問題があった。

やったこと

マイクロ波減圧抽出装置を新規導入し、マイクロ波減圧技術を用いた抽出技術を確立した。電子レンジに用いられるマイクロ波と減圧により、約40℃の低温でアロマ成分をゆっくりと気化させ、これを冷却して回収する方法とした。熱で損なわれることなく、豊かな風味と香りのアロマオイル・エキス・ペーストを製造できるようにした。従来の連続カラム抽出装置とは別に、この新装置で柑橘系の抽出を行う体制を整えた。

加工機マイクロ波減圧抽出装置

新しい製品・サービス:柑橘系アロマオイル・エキス等

事業の効果

マイクロ波減圧抽出により、熱で損なわれにくい低温抽出が可能になった。これにより、柑橘系のアロマオイル・エキス・ペーストで豊かな風味と香りを保った製品を製造できるようになった。従来の水蒸気蒸留法で課題だった精油の抽出不足や香りの弱まりを解消する効果が期待される。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    コーヒーエキスの抽出・調合技術を柑橘系アロマに展開したとあり既存技術との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    小ロット生産や顧客ニーズに合わせたオリジナル製品に強みがあると書かれているが、市場動向の数値や競争上の比較は示されていない。

  • 課題の認識と解決3

    水蒸気蒸留法で精油が抽出できないなどの課題を認識し、マイクロ波減圧技術の導入で解決を図る流れは読み取れるが、目標の数値はない。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    顧客は食品・製菓メーカーで、味付けや香り付けに使いやすい液状エキスやペーストを提供すると具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    マイクロ波減圧装置の新規導入や技術開発の確立は書かれているが、スケジュールや遂行方法の詳細はうかがえない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    従来の水蒸気蒸留法と比べ40℃程度の低温で香りを損なわず抽出する技術は新しいが、市場での普及度や高価格化の数値は示されていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    柑橘系アロマの開発・生産に展開したとあるが、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は具体的に書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    電子レンジと同じマイクロ波と減圧を組み合わせた抽出技術を導入したと書かれており、技術面の新しさはうかがえるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    アロマオイルや精油の分野に進出したとは読めるが、市場成長や構造転換との関係は記述されていない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。