自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
シガ電子株式会社
成果ルーター加工の1/10程度の低コストの加工を実現する目途が立った
| 事業者名 | シガ電子株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 長浜市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 23人 |
| 資本金 | 4,800万円 |
| 設立 | 1989年 |
当社はプレス金型の設計・製造やプレス量産品の製造を行っている。プリント基板の小型化と高集積化が進み、基板の加工にも高い精度が求められるようになった。プレス加工では品質面の問題が生じやすく、車載用など要求品質の高い基板には切削加工のルーター加工が採用されている。
抱えていた課題
やったこと
プレス金型の形状を工夫し、要求品質を満たすプレス加工技術を開発した。基板上の回路の高さ(約2/100mm)により基板が平行にならないことが問題と考え、金型にミクロン単位の薄い削り込みを入れて基板とパンチの平行性を保つ新技術に取り組んだ。当社の最先端工作機械で金型表面に回路に合わせた高精度の薄削り加工を行い、今回導入したデジタルマイクロスコープで金型と試作基板を測定・分析し、加工条件にフィードバックする手順を繰り返した。通常の金型と微細加工を施した試作金型でプレスした製品のバリ高さを比較・検証した。
| 検査測定 | デジタルマイクロスコープ |
|---|---|
| 加工機 | 最先端の工作機械 |
新しい製品・サービス:車載用などの高品質プリント基板向けの、プレス金型を用いた新しい加工方法(微細加工を施したプレス金型)
ルーター加工に劣らない精度の加工技術を開発し、ルーター加工の約1/10の低コストで加工できる目途が立った。試作金型でプレスした製品はバリ高さを大幅に抑えられ、クラックの発生も回避できた。客先からは品質向上と生産性に関心を持たれ、金型生産技術では高い評価を得た。一方、切断面の滑らかさがルーター加工に劣るため、車載用基板としての販売には至っていない。また、技術力や社員のモチベーション向上にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
プレス金型の製造が既存事業と書かれ、その延長でプリント基板加工に取り組んだことはうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
最先端の工作機械と培った技術力、焼入鋼への微細加工技術の高さが強みとして書かれているが、市場動向との関係は具体的でない。
ルーター加工に対するコストが1/10程度と書かれ課題認識はあるが、切断面の滑らかさという課題に対する解決策の計画は示されていない。
ルーター加工の1/10程度のコストという数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員23人の会社で、金型設計・製造の体制や開発手順は書かれているが、補助事業を遂行する人材体制の具体は薄い。
車載用の高精度基板向けに高品質と量産性を両立する点、客先から品質と生産性に興味を持たれている点が具体的に書かれている。
開発手順は測定と加工条件へのフィードバックの繰り返しと書かれるが、スケジュールや切断面改善の具体的な方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ルーター加工に劣らない精度を低コストで実現する点は、既存の量産金型と比べて高付加価値化を図る取組として読み取れる。
車載用プリント基板の需要が堅調と書かれるが、波及効果や雇用創出の記述は少ない。
ルーター加工の1/10程度のコスト、バリ高さを大幅に抑えたという効果が書かれるが、投資額に対する費用対効果の数字はない。
デジタルマイクロスコープによる測定と加工条件へのフィードバック体制は書かれるが、サプライチェーン全体への貢献は具体的でない。
新素材のガスケットや燃料電池など新分野への展開可能性が書かれるが、日本経済の構造転換との関係は明示されていない。
滋賀県長浜市の企業であることは書かれるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自動車産業は継続的な発展が見込まれ、車載用高精度プリント基板の需要も堅調と思われる。自動車メーカーも注目しており、情報交換しながら開発・改良を進める。海外では量産金型、国内では小ロット多品種のルーター加工との競争が激化すると予想されるが、高品質と金型の量産性によるコスト面の優位性を訴求して販売を進める予定である。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
ハイブリッド式測定機「O-INSPECT442」を導入した。
効果:医療機器用金属部材の測定時間 24分→18分
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。