自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社衣川製作所
| 事業者名 | 株式会社衣川製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 2億円 |
| 設立 | 1986年 |
弊社は微細加工を得意とし、もともとエレクトロニクス分野、特に半導体関連の精密部品や治工具を手がけてきた。約16年前に京都試作ネットの立ち上げに参加したことをきっかけに、医療機器関連分野へ進出し、新たな事業の柱とした。手術器具はこれまで手作業で仕上げられることが多く、時間や作業者による品質のばらつきが課題だった。
抱えていた課題
やったこと
今回の補助金で、従来機より精度と表面粗さの面で一段上位の森精機製高速マシニングセンターを導入した。チタンやステンレス630といった難削材について、加工プロセスや回転数などの条件を開発し、素材と削りにくさに最も適合する機械を選定した。導入機は技術センターの入口付近に設置し、休日も稼働できる体制として生産量の拡大を図った。
| 加工機 | 森精機製 高速マシニングセンター(立形) |
|---|
高精度化により、エレクトロニクス関係と医療機器関係の両方で新規の顧客が増えた。社内の加工プロセスが効率化され、従来より短いリードタイムで生産を組めるようになった。休日稼働の体制により社内の生産量も拡大した。バッテリー分野などエネルギー分野でもこの高精度機械を活用している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のマシニングセンター群に加え、より高精度な上位機を導入し、エレクトロニクスから医療機器分野へ進出した経緯が書かれている。
難削材のチタンやSUS630への加工条件を開発し、高精度を求める引き合いが増えたと述べ、強みと市場の関係が具体的。
リードタイム短縮と加工工程の効率化が課題解決として挙げられているが、付加価値や成長の数値目標は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員21人で休日稼働の体制をとり、月2回の清掃など人材育成への取組も書かれているが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
医療用手術器具の高精度な表面仕上げという価値と、外資系顧客からの依頼やリピートによる引き合い増が具体的に示されている。
試作から常使用への移行、自社ブランドのリハビリ機の上市目標など中長期の方向性はあるが、スケジュールや検証方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
医療分野の手術器具で表面仕上げの高精度化に長けるとしているが、市場の普及度や高価格化の数値は示されていない。
医療機器や半導体関連の部品製造という産業面の意義はうかがえるが、雇用創出や波及効果の記述は乏しい。
リードタイム短縮と間接経費の削減が目的とされるが、補助金額に対する効果の数値は書かれていない。
高精度加工の機械化やデジタル化による医療分野の効率化はうかがえるが、サプライチェーン全体のイノベーションとしての記述は弱い。
医療機器分野への進出という成長分野への展開はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
京都市伏見区での事業だが、地域の特性を活かした雇用創出や地域成長への記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
医療分野の比率は小さいが、試作開発から常使用への展開を進め、自社ブランドの製品として売上の一部を自社製品にすることを目指している。整形外科のリハビリ機を上市する計画で、医療機器とするかリハビリ機とするかで薬事法の扱いが変わるため、安全性を最重要視して進めている。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
ハイブリッド式測定機「O-INSPECT442」を導入した。
効果:医療機器用金属部材の測定時間 24分→18分
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。