回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
アテック京都株式会社
成果生産速度 100%→120%
| 事業者名 | アテック京都株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 宇治市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 16人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1993年 |
当社は京都では数少ない樹脂の切削加工を専門とするメーカーで、顧客企業の設計仕様に基づく完全受注生産を行っている。主な製品は半導体製造装置部品、充填機部品、製剤機部品で、株式会社SCREENホールディングス、株式会社イシダ、日新イオン機器株式会社、株式会社島津製作所、日本電産株式会社などを主要取引先としている。顧客からは短納期を求められることも多く、納期遅れを出さないことで高い評価を得てきた。一方で、樹脂加工でも金属加工並みの精度を求められる傾向が強まっていた。
抱えていた課題
やったこと
高速マシニングセンタを導入し、微細で高精度な加工の時間短縮と生産能力の向上を目指した。自動運転ができるため、操作する人が設備にかかりきりにならず、他の設備の作業と並行できる体制をとった。導入に当たっては工場長が設備メーカーの研修に1週間参加して技術を習得し、その後に設備担当者へレクチャーする形をとった。研修期間中もフル稼働のラインを止めずに済むよう配慮した。工場長が操作方法を把握し、担当者の技術習得をサポートする形でノウハウの蓄積を進めた。
| 加工機 | 高速マシニングセンタ |
|---|
高速マシニングセンタの導入により生産速度とスループットが向上し、工場全体の生産効率も改善した。自動運転によって担当者が2台の設備を同時に稼働できるようになり、生産性が上がったことで受注量の増加にも対応できるようになった。高精度加工が可能になったことで、手作業に頼っていた工程がなくなりヒューマンエラーが排除され、製品の精度も向上した。大型・長尺製品にも受注を広げられ、ある大手顧客との取引も始まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
生産能力の改善と大型・長尺製品への対応を当社の大きな課題として明記し、設備導入をその解決策として位置付けている。
顧客からの信用と順調な業績、ラインのほぼフル稼働に触れているが、競争上の優位性を数字で示す記述は薄い。
受注機会の損失や加工精度の限界を課題として具体的に認識し、大型・長尺や大手顧客の受注拡大につなげている。
従来設備比約20%の生産速度向上がほぼカタログ通りだったと記載されるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
社長の指揮のもと工場長が責任者となり、研修参加や担当者割当など、推進体制が具体的に記述されている。
顧客からの高精度・短納期要望や完全受注生産への取り組みは書かれるが、顧客ターゲットの整理は薄い。
工場長の研修から担当者へのレクチャーという導入手順は具体的だが、中長期の検証や期限付きスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
樹脂切削の精度向上に触れるが、分野の普及度や高付加価値化の水準を示す記述は見当たらない。
新卒採用による次世代育成や大手顧客との取引開始に触れるが、波及効果を示す数値や社会的意義の記述は少ない。
生産速度や受注量の増加に触れるが、補助金投入額と付加価値増加の対比を示す数字は書かれていない。
IoTや生産ロボットといった分野への関与を視野に入れると述べるが、具体的な技術活用や取組内容は示されていない。
IoTや生産ロボットの分野への挑戦を視野に入れると述べるだけで、構造転換への具体的な寄与は示されていない。
京都では数少ない樹脂切削専門メーカーとして地域での位置付けに触れるが、地域経済への波及は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
大手顧客からの受注に応えるため量産体制の確立を進めている。新卒採用によって次世代を育成することも第一に考えている。今後はIoTや生産ロボットといった分野にも積極的に関与していきたいとしている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg