画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
成果測定対象全体を1度間隔で一度に360箇所測定でき、測定時間を大幅に短縮
| 所在地 | 京都府 京丹後市 |
|---|---|
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 5人 |
| 設立 | 1977年 |
昭和52年に京丹後市で絹織物向けジャガード織機の部品製造として独立開業し、その後は半導体の部品製造で技術と信頼を積み重ねてきた。現在は国内大手企業の多くが取引先で、近年は半導体分野以外の先端技術分野からの試作品開発の依頼も増えている。キーエンス社からは、同社の測定器に使われるアルミニウム製試作部品の開発を打診された。
抱えていた課題
やったこと
キーエンス社製の画像測定器IM-6700(6225T)を導入し、既存の5軸NC旋盤と5軸マシニングセンタで切削加工した試作品を精密測定できる体制を整えた。この測定器は被写界深度の深い専用設計レンズを搭載し、撮像周辺部でも歪みの少ないレンズを採用しているため、正確な画像データを得られる。測定対象全体を1度間隔で360箇所まとめて測定できるため、測定時間を大幅に短縮し、リードタイムの短縮にもつながる。非接触検査により形状のズレ等を1/1000mm単位で発見し、加工条件へフィードバックできるようになった。
| 検査測定 | 画像測定器 IM-6700/6225T |
|---|
画像測定器の導入により、バリやカエリを非接触で高精度に発見できるようになり、従来の手作業・目視による非効率で不正確な測定をやめられた。これにより効率化と同時に品質不良による返品や経営ロスをなくすことができた。不良発生の原因分析も速やかに行え、再発防止につながっている。測定時間の短縮によりリードタイムも縮まり、医療用機器部品など高い精度が求められる製品の製造が可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
半導体部品加工の実績と先端分野試作の受注増がうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
キーエンス社など大手取引先や高精度加工の技術力は読み取れるが、市場動向と自社強みの比較分析は書かれていない。
バリ・カエリの発見ができず品質不良や返品が課題とされ、画像測定器導入で1/1000mm単位の発見と返品削減が示されている。
賃上げや付加価値額の数値目標は示されておらず、測定時間短縮やリードタイム短縮の定性的記述にとどまる。
従業員5人の体制と30代後継者の存在は読み取れるが、補助事業を遂行する具体的な体制計画は書かれていない。
キーエンス社の試作依頼や測定器の非接触検査という価値は書かれているが、顧客ニーズの裏付けは具体的でない。
導入後の見通しとして自動草刈り機や施設構想が語られるが、補助事業のスケジュールや課題解決方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
画像測定器による非接触検査は従来の目視測定と異なる新しい方式だが、分野の普及度や高付加価値化の数値は示されていない。
医療機器や半導体の精密部品製造に関わるとあるが、波及効果や雇用創出の記述は限定的である。
返品・経営ロスの削減と不良原因分析の迅速化は書かれているが、投入額に対する付加価値増加の数値はない。
非接触の画像測定による検査手法は書かれているが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は示されていない。
半導体や医療機器、真空ポンプなど先端分野へ進出していることがうかがえるが、構造転換への言及はない。
京丹後市で創業し地域に根ざした工場とあるが、地域の経済成長や雇用創出への貢献は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
30代の後継者が新しいものづくりに取り組んでおり、安価な3Dプリンターを使った低コストの試作から自動草刈り機の商品化に挑戦している。将来は子どもが遊びながらものづくりに親しめる施設を京丹後につくることを夢見ている。昨年12月に工場を増設し、空気浄化システム機器を追加導入した。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
従来の画像処理用CPU基板とシーケンサーに代えてパソコンを使う産業用PCを搭載し、演算処理を高速化した。
効果:極小黒点粒(約0.1mm)の検出率向上を図る