回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社プロスパイン
| 事業者名 | 株式会社プロスパイン |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 大崎市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,接合・実装 |
| 設立 | 1978年 |
1978年に有限会社松栄工機として創業し、2003年頃から磁石を使った製品開発を始めた。通常の歯車は機械的に歯が噛み合って動くが、マグネットギアは磁石の反発と吸引の力で非接触に動力を伝え、摩耗やオイル差しが不要である。クリーン環境を求める現場、特に半導体製造工場でマグネットギアが求められている。
抱えていた課題
やったこと
岡田計器製作所と共同でマグネット式ギアレス圧力計を開発した。磁石部分はN極とS極を交互に並べ、社内の着磁器で着磁したが、精密微細加工品で難易度が高かった。圧力計の磁石部分の数ミクロンの円形のブレや、過大圧で指針が隣の極に飛ぶのを防ぐストッパーの製作では、プレス加工に三次元測定機を活用した。岡田計器製作所は圧力計の不具合品流出防止のため漏洩検査器を購入し、プロスパインは三次元測定機を導入した。両社はOffice365のクラウド環境で情報共有し、業務改善とビジネス促進を図っている。
| 検査測定 | 三次元測定機 |
|---|---|
| 検査測定 | 漏洩検査器 |
| その他 | 着磁器 |
| ソフト | Office365 |
新しい製品・サービス:マグネット式ギアレス圧力計
非接触で摩耗がなくなり、製品の長寿命化が実現した。クラウド活用で連携企業と情報を共有し、海外展開を目指すシステムを構築した。展示会をきっかけに共同開発が始まり、業界を問わず非接触技術の可能性が広がっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1978年創業、2003年頃から磁石応用製品を開発し、マグネットギアの事業継続が読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
半導体製造工場のクリーン環境や摩耗・オイル不要という強みを示し、プラントで歯車が摩耗する外部課題に対応した製品と読み取れる。
圧力計の歯車摩耗による早期故障という課題を、非接触技術で長寿命化する設計改善と記載されており、課題認識は具体的。
長寿命化やグローバル化は示されているが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
設計・解析の人材と製造設備を社内に持ち、一貫生産できる体制が具体的に書かれている。
クリーン環境や摩耗しない特徴、プラントでの用途など、ニーズと選ばれる理由が具体的に示されている。
共同開発や三次元測定機・クラウドによる情報共有は書かれるが、中長期の遂行スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
磁石式の非接触歯車は一般的に普及していない分野で、摩耗のない製品という差別化が読み取れる。
半導体工場や首都圏外への移住・地域への展開などがうかがえるが、国が補助する積極的理由は薄い。
圧力計の長寿命化や不具合流出防止が示されるが、費用対効果を示す数値は書かれていない。
クラウドでの連携企業との情報共有や海外展開を目指す点が書かれ、イノベーションの一端がうかがえる。
半導体製造工場や非接触技術の広い業界展開が書かれ、成長分野への進出がうかがえるが、構造転換との関係は薄い。
宮城県大崎市の地元企業であることは分かるが、地域の雇用や経済成長への寄与は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
非接触技術は幅広い業界で多くの可能性を秘めており、今後も活用の拡大が見込まれる。
工業製品ではちょっとしたゴミがNGになります。特に半導体製造工場のクリーン環境は徹底しているので、摩耗しない、粉塵が発生しないマグネットギアが求められています
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。