画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
上野砂糖 株式会社
| 事業者名 | 上野砂糖 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市浪速区 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 62人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1913年 |
大正2年に大阪市西区で創業した砂糖関連の会社で、黒糖の精製技術を約100年かけて磨いてきた。主な取引先は製糖メーカー、商社、量販店などで、沖縄県・タイ・ブラジルから黒糖を調達している。一般消費者への直接販売に加え、近年は菓子類やアイスクリーム向けの企業間取引も増えている。黒糖市場ではかち割りタイプの固形黒糖の販売が落ち込んでいた。
抱えていた課題
やったこと
黒糖を一口サイズのブロック型に成形する黒糖成形機ラインを平成27年度に本社工場へ導入した。粉状の黒糖を充填して圧縮し、一定の寸法にカットしてブロック型の成形品を作る仕組みにしている。成形品の寸法は縦16mm×横20mm×厚み9±1mmで、1バッチあたり90kg、1日20バッチ、歩留まりは97%まで向上した。平成28年にはコンピュータースケールを搭載した包装ラインを導入し、固形と粉状の製品を袋に充填できるようにした。平成27年11月にイベントでサンプルを配布してアンケートを行い、その結果をもとにパッケージ仕様を固めた。
| 加工機 | 黒糖成形機ライン |
|---|---|
| 加工機 | コンピュータースケールを搭載した包装ライン |
| 検査測定 | コンピュータースケール |
新しい製品・サービス:上野焚黒糖成形タイプ(加工黒糖)および災害備蓄用の焚黒糖
黒糖成形機ラインの導入により、従来の固形黒糖の破砕で出ていた粉を大幅に減らし、吸湿による黒糖の品質劣化も防げるようになった。安定したブロック型の黒糖を生産できる体制が整い、本格的な販売に備えられるようになった。包装ラインの導入で固形と粉状の製品を同じ工程で充填でき、省エネ効果も見込める。災害備蓄用の焚黒糖は防災製品等推奨品に認定され、ブロック型製品は量販店で新製品として採用が進んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
大正2年創業から約100年黒糖精製の技術を磨いてきたとあり、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
独自の市場調査で固形黒糖のかち割りタイプの販売低下を把握し、ブロック型への置き換えを図ったと具体的に書かれている。
成形ライン導入で固形黒糖の破砕粉を大幅軽減し、1バッチ90kg・1日20バッチ・歩留まり97%に向上したと数字で示されている。
生産量は1バッチ90kg、1日20バッチ、歩留まり97%と具体的な数値が示されており、目標値の実現性を読み取れる。
パイロットライン研究や設備メーカーとの共同開発を進めたとあるが、補助事業の遂行体制について人材や事務面の記述は薄い。
縦16mm×横20mm×厚み9±1mmの一口サイズで舌触りを追究し、市場調査とアンケートを経てパッケージ仕様を固めたと書かれている。
試験的少量生産からパイロットライン研究、設備導入、アンケート、量販店採用までの段階と課題解決の工夫が時系列で具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
固形黒糖の一般的な販売が低下する中、ブロック型で一口サイズの高付加価値な黒糖製品を開発した点が示されている。
災害備蓄用の焚黒糖として防災安全協会の推奨品認定を得たとあり、社会的な意義はうかがえるが国が補助する理由までは書かれていない。
歩留まり向上や粉の軽減、省エネ効果の包装ラインなど効果は書かれているが、補助金額に対する費用対効果の数字は示されていない。
コンピューター計量スケールの包装ラインや給袋包装機の導入がうかがえるが、先端デジタル技術の地域やサプライチェーンへの貢献までは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
沖縄からの原料調達や大阪の砂糖業界での役割はうかがえるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は明確でない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
黒糖製品の新たな可能性を常に模索し、美味しさと安心・安全な製品を展開している。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%