新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社 レザック
成果加工精度 15㎛→10㎛
| 事業者名 | 株式会社 レザック |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪府八尾市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 68人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1982年 |
同社は昭和57年の設立以来、自動加工システムを手がけ、食品や薬品の商品パッケージ作りに使われるCADシステムや落丁機、自動製図機などを製造してきた。機械部品の内製化率は90%と高く、取引先からの評価は高い。これまで販売は国内が中心だった。一方で、今後は多品種少量のパッケージが増えるとみており、海外の落丁機は大量生産向けが多く少量多品種向けは少ないため、差別化できると判断した。
抱えていた課題
やったこと
最新鋭の3次元平面研削盤を1台導入し、打抜用刃型製造用自動機に組み付ける金型の長寿命化と低コスト化、加工時間の短縮を目指した。金型は焼き入れ材(鋼)など硬い素材の金属板を切断するため摩耗が激しく、定期的な研磨や交換が必要である。3次元の動きをする砥石により、どんな形状でも付け替えずに加工できるようになり、従来約15時間必要だった加工を4時間に短縮した。加工精度は±15㎛から±10㎛へと50%向上し、機械の加工精度向上で従来より高精度な加工も可能になった。また、部品の内製が可能になったことで、新製品開発のスピードも高まった。
| 加工機 | 3次元平面研削盤 |
|---|
3次元平面研削盤の導入により、金型の加工精度が向上し、従来機では難しかった複雑な形状も付け替えなしで加工できるようになった。金型の寿命が伸び、取引先にかかる金型コストは従来より30%削減された。加工時間も大幅に短縮され、部品の内製化によって製品開発スピードが早まり、取引先への納品を前倒しできた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和57年設立の自動加工機メーカーとして十数種類の機械を手がけ、平成29年8月に海外事業部を新設したとあり、既存事業からの延長が読み取れる。
海外の落丁機は大量生産向けが多く少量多品種向けは少ないと分析し、機械部品の内製化率90%を強みとして差別化すると明記している。
砥石の2次元研磨など課題を挙げ、加工時間を15時間から4時間に短縮、金型寿命を60日から75日に25%延ばすと具体的に示している。
4年後に海外年6億円の売上、5年後に海外売上高比率を10%から30%へ引き上げるなど、数値つきの目標が設定されている。
従業員68名や機械部品の内製化は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記載は見当たらない。
少量多品種のパッケージが今後増えると見込み、取引先の求める短納期と低コストに応える製品として差別化の理由を説明している。
平成29年8月の部署新設、同年秋の海外展示会出展、平成30年11月までの販売開始と、時期を区切った進め方が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
少量多品種向けの落丁機は海外でも少ないとし、同分野で高付加価値の製品として販売する方針が示されている。
新分野の販路開拓や取引先への前倒し納品はあるが、雇用創出や経済波及効果を国が補助する理由としては具体的に書かれていない。
金型の取引先コストが30%削減され工数も大きく減ったとあるが、補助金額と付加価値増加の関係は記載されていない。
CADシステムの製造や部品内製化で新製品開発が早まったとあるが、サプライチェーン全体への貢献までは書かれていない。
金属や炭素繊維など紙以外の新分野で需要が見込めると記載され、製造分野の広がりは読み取れるが、構造転換の位置付けは明確でない。
本社の所在地として大阪府八尾市が記載されているだけで、地域特性を活かした取組の内容は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成29年秋にタイとトルコで開かれる国際的な展示会に出展し、バイヤーと交渉して複数の販売代理店契約につなげる計画である。平成30年11月までに落丁機「マスターブランカ」の販売を始め、月1台以上の販売を目指す。4年後には海外で年6億円の売上を目標とし、海外売上高比率を現在の10%から5年後には30%に引き上げる。
最低でも平成30年11月までに、『マスターブランカ』の販売を始めたい
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第2工場の空きスペースを活用するため、全自動洗濯脱水機と回転式乾燥機、熱源となるボイラーを導入し第2工場内に設置した。
効果:納品日数 100%→70%