鋳物製造における仕上げ加工の機械化による品質向上・コスト低減により精密・複雑形状製品市場への参入を目指す
小型工具を搭載した自動グラインダー機を導入し、自動車エンジン部品などの鋳造で生じるバリの取り除き作業を機械化した。
効果:バリの高さ(CP値) 1.38CP→1.83CP
株式会社キョーワハーツ
| 事業者名 | 株式会社キョーワハーツ |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県 横浜市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 設立 | 1951年 |
昭和26年に東京都目黒区で創業し、電話機部品やトランジスタラジオ部品のプレス加工を手がけてきた。平成8年に本社工場を横浜市港北区へ移転した。現在は携帯電話やPC、コネクター部品などの板バネ加工を中心に、薄く小さく細い精密金属プレス加工を得意としている。平成29年4月には医療機器製造業登録を済ませ、医療機器の製造にも取り組んでいる。
抱えていた課題
やったこと
3DCADソフトを導入し、より複雑な金型を設計できるようにした。これにより金型の手直しの回数を減らすことができ、特殊な部品の設計も可能になった。マシニングセンタを導入し、従来は外注していた加工を内製化した。従来はできなかった加工技術も得られた。銅板から「折り鶴」を試作し、手加工を加えなくても順送プレスの加工だけで商品が完成するよう、板厚や曲げの条件を試行錯誤している。鶴の首部分の曲がりを直すため、板厚を調整する作業を繰り返している。
| ソフト | 3DCADソフト |
|---|---|
| 加工機 | マシニングセンタ |
新しい製品・サービス:銅板製の「折り鶴」(工業製品以外の商品)
マシニングセンタの導入により外注していた加工を内製化でき、年間で数百万円のコストダウンにつながった。3DCADの導入によって金型の手直し回数が減り、特殊な部品の設計もできるようになった。外注に頼っていた加工技術を社内で得られたことも成果である。工業製品以外の商品として折り鶴の開発にも取り組み、加工技術の高度化を進めている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成29年の医療機器製造業登録など事業の広がりは読めるが、経営戦略上の位置づけは事例に明確に書かれていない。
板バネや精密順送金型という強みはうかがえるが、市場動向や競争優位性の分析は書かれていない。
外注加工の内製化で年間数百万円のコストダウンを実現し、課題認識と解決の方向が具体的に読み取れる。
年間数百万円のコストダウンは示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
3DCADやマシニングセンタの導入は読めるが、人材や事務処理体制についての記載はない。
鶴の折り紙など新用途の試作は読めるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは書かれていない。
手加工を減らすため板厚を試行錯誤している現状は読めるが、スケジュールや検証方法は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
金属製の折り鶴という工業製品以外の用途開発に取り組んでいるが、分野の普及度に関する記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
内製化による数百万円のコストダウンは読めるが、補助金額に対する費用対効果は書かれていない。
3DCADの活用は読めるが、地域やサプライチェーンへの貢献は事例にうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
横浜市港北区の本社工場など地域は読めるが、地域の特性を活かした成長牽引の記述はわずかである。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
小型工具を搭載した自動グラインダー機を導入し、自動車エンジン部品などの鋳造で生じるバリの取り除き作業を機械化した。
効果:バリの高さ(CP値) 1.38CP→1.83CP
賞味期限印字のリスクを回避するため、カメラで印字を撮影して印字を解析・照合し、高い確率で認識するシステムを導入した。
効果:1日当たりの生産数 52パレット/日→102パレット/日
熟練技術者が持つ匠の技を、定量的に表現して形式知化することに挑戦した。