回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ケーテック
成果時間短縮(段取り・加工) 89分→37分
| 事業者名 | 株式会社ケーテック |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 いなべ市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 44人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
同社は自動販売機やオープンショーケース部品、ベアリング部品などの加工・組立と金型製作を手掛けている。自動販売機市場は飽和状態にあるが、省電力型機種への更新が進んでいる。オープンショーケースはコンビニエンスストア向けと中型・小型スーパー向けの需要が伸びている。
抱えていた課題
やったこと
3次元CAD対応のハイブリッドデジタルマシンを導入し、テスト加工の後、試作部品を加工して曲げ角度などの検品・評価を実施した。モジュラーツーリングシステムを採用し、金型のワンタッチ取り付け、自動クランプ、芯出し工程の省略を可能にした。ACサーボモータによる駆動で2mの部品を一度の作業で高い通り曲げ精度で加工できるようにした。3次元CADとのオンライン化によりCADデータを直接取り込み、プログラム作成時間を短縮した。油圧による金型固定で段取り時間を短縮した。
| 加工機 | 3次元CAD対応のハイブリッドデジタルマシン |
|---|
新しい製品・サービス:3次元CAD対応のハイブリッドデジタルマシン
長尺部品を一度の工程で高い通り精度に加工できるようになり、2〜3工程の分割が不要になった。段取り時間と加工時間が短縮し、生産リードタイムが大幅に縮まった。プログラム作成時間も短縮された。潤滑油、振動、電力の使用も減り、環境負荷が下がった。受注が増え、従来受注していなかった関連部品の組立も受注できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動販売機・ショーケース部品の加工を主力とし、設備導入で加工精度向上を図る方針が読み取れるが、経営戦略上の位置付けは詳しく書かれていない。
コンビニや中小型スーパー向けショーケースの需要拡大と、短納期・低コストへの対応という自社の強みが書かれているが、競争優位の根拠は概略にとどまる。
CAD直接取込で段取り時間を37分、保証精度を±0.08°に改善し、生産コストを1個60円から62.9円とする具体的な課題解決が数値つきで示されている。
接近速度220mm/sや曲げ速度20mm/sなどの目標値と従来機との比較が示され、結果も○で確認されており、実現性が具体的に読み取れる。
試作・テスト加工や検品評価を実施したとあるが、人材や事務処理体制についての記述は見当たらない。
コンビニ・スーパーのショーケース需要や海外需要、受注残フォローなど顧客ニーズと想定市場が具体的に書かれている。
試作後に補正値入力の確認と精度テストを行い、2台目以降の導入計画も示されているが、中長期の検証や工程表は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ショーケース部品加工の分野で高精度・長尺加工を実現した点は読み取れるが、市場での普及度や高価格化の水準は示されていない。
環境配慮型ショーケースや海外需要など地域経済活性化への言及はあるが、波及効果の規模は数値で示されていない。
段取り・加工時間の改善や電力量を3.7kWから1.8kWに減らす結果、生産性向上の具体的な効果が費用対効果として示されている。
3次元CADのネットワーク直接取込などプロセス革新は読み取れるが、サプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
いなべ市の企業であり地域経済活性化への取組はうかがえるが、地域の特性を活かした具体的な内容は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ショーケースや自動販売機の部品加工分野で需要の拡大が見込まれ、自動販売機向けの新たな部品加工にも取り組める。航空機関連等の新たな分野の受注獲得を目指している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。