回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社 キンリューフーズ
成果充填能力 30本/分→45本/分
| 事業者名 | 株式会社 キンリューフーズ |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 茨木市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 165人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1970年 |
同社は1970年の設立以来、調味料の製造販売を手がけ、「おいしいたれ」で知られる。現在は焼肉のたれが製品の約50%を占め、約200種類以上の調味料を製造販売している。取引先は食品商社や食品メーカー、精肉専門店などで、取引先数は約460件である。大手食品メーカーが量販店で既存製品を優位に展開する中、健康志向の市場で差別化を図る必要があった。
抱えていた課題
やったこと
希少糖を使った新商品と減塩商品を開発し、調味料分野で「おいしさと健康」を両立するブランドイメージの確立と強化を目指した。量産化のため、追従直線式充填機を1台導入し、既設の回転重量式充填機と同期させるライン改造工事を行った。これにより、具材とオイル2種類の液を同時に1ラインで充填できるようにした。その結果、従来1分間約30本だった充填能力は、1分あたり45~50本の安定生産が可能になった。並行して希少糖を使ったドレッシングを第1弾3種類、第2弾2種類として発売し、野菜と果汁を使った「野菜と果実」や瀬戸内産レモンの「レモンフレンチ」などを開発した。
| 加工機 | 追従直線式充填機 |
|---|---|
| 加工機 | 回転重量式充填機との同期ライン改造 |
新しい製品・サービス:希少糖を使用したドレッシング(「野菜と果実」「和風しょうゆ」「レモンフレンチ」など)、「濃厚ベーコン」、「香るゆず塩鍋スープ」、「化学調味料無添加ぽん酢」
追従直線式充填機の導入とライン改造により、具材とオイル2種類を同時に1ラインで充填できるようになり、生産効率は従来の2倍に向上した。充填能力も1分あたり約30本から45~50本の安定生産へと高まり、高い生産性を維持できるようになった。人員は6名から5名に削減された。新商品の累計販売本数は「レモンフレンチ」が9,900本、「濃厚ベーコン」が5,700本に達し、売上の拡大につながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
事業内容として調味料の製造販売と焼肉のたれ中心の歴史が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
希少糖・減塩を使った健康志向のブランドイメージ確立が書かれ、強みとの関係はうかがえるが、競合分析の記述は薄い。
新規顧客に対応できず機会損失が発生していたという課題が書かれ、生産量と取引先数の目標値も示されている。
月5,000kgから9,000kg、約21,000本から37,500本への生産量目標と、取引先460件に対し180件獲得の目標が数字で示されている。
従業員165名と人員を6名から5名に削減した記述はあるが、補助事業を遂行する体制の具体的記述は少ない。
ターゲットが40歳代以上の健康志向層や子育て世代などと具体的に書かれ、製品の特徴も示されている。
今後の初夏・秋冬の商品計画や中国サンショウ等の開発予定は書かれているが、課題解決の方法や時期の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
希少糖や減塩を使った健康調味料で差別化を図る方針が書かれ、大手既存製品との競合関係も示されているが、数値的な裏付けは乏しい。
健康志向の消費者向け商品という記述はあるが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。
生産効率が従来の2倍になり、人員が6名から5名に減ったことなど、投資効果を示す数字が書かれている。
ライン改造による生産の効率化は書かれているが、デジタル技術や新ビジネスモデルの記述は見当たらない。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪府茨木市の企業であることは書かれているが、地域特性を活かした事業としての記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は月あたりの生産量を9,000kg、約37,500本に拡大することを目指す。取引先数約460件に対し、新たに180件の獲得を目標とする。平成29年度は中国サンショウや唐辛子を使った中華鍋スープなど健康をテーマにした商品開発を進め、初夏はサラダ向けドレッシング、秋冬は鍋スープなど季節に合わせた健康調味料の発売を計画している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
5軸複合加工機を新規導入した。
ピローを振動コンベヤーで整列させ、一定数ずつ分配して包装機へ投入する新方式のラインを考案した。
効果:計測・分配能力 120個/分→270個/分