高精度ドリルマシン導入による生産力・品質強化
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
千屋板金工業 株式会社
成果不良率 5%→0%
| 事業者名 | 千屋板金工業 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 堺市 |
| 業種 | 職別工事業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 2011年 |
同社は住宅や工場の屋根、樋、外壁の外装工事を行う建築板金会社で、住宅向けの屋根工事が売り上げの半分を占める。近年は新築のほかにリフォーム用の屋根や工場用の屋根、壁などの受注が増えている。元請けからの仕事が中心だが、顧客からの紹介やホームページ経由で受ける仕事も少なくない。
抱えていた課題
やったこと
中小企業庁の「ものづくり補助金」を活用し、幅4mの鋼板を切断できる機械(シャーリング)を新たに導入した。これにより板厚1.5mmまで切断できるようになり、これまで対応できなかった厚みのある屋根材や壁材も扱えるようになった。同社が持つノウハウと加工技術を組み合わせることで、切り口がきれいでまっすぐに切断でき、不良率を0%にした。加工時間は80分と従来より40分短縮し、加工時間短縮の内訳は切断が30分、後工程の曲げ加工で10分である。
| 加工機 | 鋼板を切断する機械(シャーリング) |
|---|
鋼板の切断能力が上がり、不良率が5%から0%になった。加工時間は120分から80分に短縮し、生産性が向上した。これにより受注の増加に対応できる体制が整い、工場や中古住宅のリフォーム工事など新たな需要も取り込める見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成18年の個人創業から人づてに仕事を広げ、屋根工事中心の実績があり、加工を第2の事業の柱に育てる方針が示されている。
リフォーム需要の増加や軽量屋根材への切替えを捉え、同社のノウハウと加工技術を組み合わせる強みを活かす方針が書かれている。
不良率5%、加工時間120分という課題を数字で示し、導入後に不良率0%、加工時間80分へ改善した結果が記載されている。
不良率0%と加工時間40分短縮という数値目標を、導入後に実際に達成した結果として示している。
従業員15名で組織的な体制を築いていると記載され、若手が多く機動力があるとも書かれている。
厚さ1.5mmまでの切断により、工場外装や中古住宅リフォームという顧客ニーズへの対応力が具体的に示されている。
受注増に向けて設備稼働率を上げる方針は示されているが、実施時期や具体的な進め方は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従来は板厚0.4mmまでだったが1.5mmまで切断可能になり、厚みのある屋根材への対応を差別化点としている。
建築材料卸など取引先からの引き合いが得られたと触れられているが、雇用や波及効果の数字は書かれていない。
不良率と加工時間の改善は示されているが、投入した補助金額や費用に対する効果の数値は書かれていない。
加工を外注から内製へ移し、建築材料卸向けに加工受託を広げる動きがうかがえるが、デジタル技術の活用は書かれていない。
リフォームや軽量屋根材の需要増加が書かれているが、市場の構造転換への言及は乏しい。
大阪府堺市に拠点があると分かるが、地域の特性を活かした事業としての記述はほとんどない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
受注の増加が見込めることに加え、工場や中古住宅のリフォーム工事などの需要を取り込み、さらなる差別化と市場の成長性の取り込みを目指す。また、新たに導入した設備を活用して板金加工そのものを第2の事業の柱に育て、取引のある企業からの加工受注を増やして設備の稼働率アップを目指す。
デザイナーが手がける住宅の仕事も増やしたい
公式の事例集より(原文のまま)
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
溶接工程にロボットを導入した。
効果:技術工が行う溶接作業量 100%→30%
「折る」工程にハゼ折り機ボタンパンチスナップロックを導入し、従来設備より5倍以上の能率で美しく堅牢に騒音なく仕上げられるようにした。
効果:折り加工の能率 1倍→5倍