新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
スタンダード工業 株式会社
成果曲げ速度 45秒→32秒
| 事業者名 | スタンダード工業 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 東大阪市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
同社は住宅などの手すりやドアハンドルをOEM生産する内装金物メーカーで、現在の売上比率は建築金物が60~70%、鉄道車両向けが20%である。近年は鉄道車両向けの手すりなどの内装金物を受注して業績を伸ばしている。受注量は拡大傾向にあった。
抱えていた課題
やったこと
曲げ加工技術の強化と生産工程の自動化を図るため、NCパイプベンダーを導入した。金型の互換性を考慮し、汎用機と同じ千代田工業製のNC機を選定したことで、新たな金型投資なしに活用を始められた。普通鋼管で直径48.6mm、ステンレス管で同42.7mmに対応し、最大99品種の記憶容量と曲げ精度±0.1度を持つ。曲げ角度は9工程までNC設定でき、段取り替えなしに連続曲げができるようになった。
| 加工機 | NCパイプベンダー |
|---|
曲げ速度の向上と加工精度の安定により、従来は汎用機で必要だった手直し修正作業が不要になり、生産性が大幅に向上した。作業者の負担が減り、コスト削減にもつながった。品質と納期、コストで競合他社と差別化できたため、顧客からの発注の上積みが始まり、既存顧客の口コミで新規顧客も獲得している。受注は設備導入前に比べて10~20%増加したという。既存設備との併用で生産能力は2.4倍に高まり、今後の需要増加にも対応できる見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業時の加工中心から溶接・研磨・めっき・組立を含む商品仕上げメーカーへ進化した経緯が書かれ、一貫性がうかがえる。
鉄道車両向け手すりへの参入や極小R加工の強みが示され、納期・品質・コストで競合他社と差別化できたと書かれている。
曲げ速度が45秒から32秒になり、受注が設備導入前比10〜20%増加したと具体的な効果が書かれている。
受注増加や生産能力2.4倍といった数値はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員11名で、入社20年前後のベテラン層が多いことや女性の活躍が書かれるに留まる。
手すりやドアレバーの品質・複雑形状対応、鉄道車両の周年モデル実績など選ばれる理由は読み取れるが、顧客ターゲットの定量的裏付けは薄い。
今後の戦略として人材育成と意識改革が挙げられるが、スケジュールや遂行方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
異形状や大口径、ステンレス管など難加工材への対応が示されるが、市場での高価格化の数値は示されていない。
鉄道車両の新型車両・更新需要や海外輸出案件、東京オリンピック向けホテル需要など経済的な広がりが書かれている。
NC導入で生産性や作業負担軽減、コスト削減が示されるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
NCパイプベンダー導入による生産工程の自動化は読み取れるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
鉄道車両や内装金物市場の成長に触れられているが、日本経済の構造転換への言及は見られない。
東大阪の各種専門企業の集積を活かして短納期で仕上げる地域連携が書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は人材育成と意識改革に取り組み、品質・納期・コストの3要素をさらに磨くため社員の工夫を求める。カット済み素材の在庫と協力会社との連携で納期短縮を図る。ホテル向けなどの需要も取り込み、収益拡大と競合他社との差の拡大を狙う。
顧客から選ばれるための要素は、品質と納期、コストの3つに尽きる
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg