画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
株式会社 境川工業所
成果線材1mあたりの歪み 4mm→1mm
| 事業者名 | 株式会社 境川工業所 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 岸和田市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 65人 |
| 資本金 | 2,800万円 |
同社は電力会社向けに架線金物を製造しており、主力製品は送配電架線金物(各種ボルト、バンド類、配電機器取付金具など)である。主な取引先は東北電力、四国電力、九州電力などの各社で、電柱の数は東北電力管内で年間およそ10,000〜15,000基、四国電力管内で年間およそ2,000〜3,000基のペースで増えている。電力会社は社会インフラの安定供給という責任を強く求められており、配電ルートを二重にして停電を防ぐ動きも見られる。
抱えていた課題
やったこと
今回「ものづくり補助金」で自動直線切断機を導入し、コイル線材から製品までの一貫した生産体制を構築した。新しい機械は線径9〜16mmのコイル線材を1時間当たり最大3,600本切断できる。コイル線材の種類ごとに適した歪み矯正部の調整値をデータベース化した。これにより歪みは線材1mに対して安定して1〜2mmまで減らせるようになった。すべてを自社内で行うことで、材料仕入れリードタイムが約4週間短縮し、顧客への納期も約1〜2週間に短縮できた。
| 加工機 | 自動直線切断機 |
|---|
自動直線切断機の導入により、コイル線材の歪みが線材1mあたり4〜5mmから1〜2mmへと大きく減り、棒鋼材を製品の材料として安定して使えるようになった。足の長さや幅、平行度のばらつきも解消された。すべてを自社内で行うことで材料仕入れリードタイムが約4週間短縮し、顧客への納期も約1〜2週間に短縮された。今後は機械の能力を生かして通常のボルト製品にも利用し、競争力の向上を図る。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
主力製品のコ型ボルトの製造工程の問題と、過去から使う切断機の老朽化が書かれ、事業との関係は読み取れる。
電力会社の電柱数が年1万〜1.5万基増加し、四国で年2000〜3000基増えるなど数字で需要環境が示されている。
歪みが1mあたり4〜5mmから1〜2mmに減り、材料仕入れリードタイムが約4週間短縮、納期も約1〜2週間になったと数字で示されている。
線径9〜16mmで1時間あたり最大3600本の切断能力など数値目標や能力が示されているが、付加価値や賃上げの目標は書かれていない。
社内で工程を完結させたことは書かれるが、人材や事務処理体制の確保については記載がない。
顧客は電力会社と示され、品質と納期の安定供給が求められることは読み取れるが、選ばれる理由の整理は薄い。
導入後の歪み矯正値のデータベース化や、通常のボルト製品への利用という今後の方向性が書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
架線金物は一般的な分野ではないとうかがえるが、高付加価値化や高価格化を示す記述はない。
電力の安定供給や二重配電ルートによる停電防止など、社会インフラを担う必要性が具体的に書かれている。
リードタイム短縮や歪み減少は示されるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪府岸和田市の企業で、電力各社の配電設備向けに製造している点は読み取れるが、地域の特性を活かした成長性の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
架線金物は今後も安定した需要が続くと見られており、同社はこの機械の能力を生かしてコ型ボルトだけでなく通常のボルト製品にも利用し、競争力向上に役立てたい考えである。
我々の作る製品はライフラインの一翼を担っています。このため品質面はもちろん、納期も含めた安定供給を続けることがとても大切になっています。これからもその社会的な責任を果たし続けていく考えです。
公式の事例集より(原文のまま)
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%