ものづくり補助金平成26年度卸売業、小売業和歌山県

柑橘類の光センサーを用いた、糖度、内部障害果識別による商品価値化向上計画

株式会社中家青果

この事例のポイント

  • 選果を果形選別だけで行っていたため、糖度や酸度の条件がある注文に応えきれず、顧客満足度を十分に満たせなくなっていた。
  • 光センサーを用いた「光センサー式果実内容評価システム」を導入した。
  • 糖度と内部障害果を光センサーで識別し、青果物1個体ごとに正確な品質評価を得られるようになり、他社との差別化につながった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社中家青果
所在地和歌山県
業種各種商品小売業
技術分野測定計測

事業の背景

株式会社中家青果は、150農家を超える地元生産者と直接契約し、有田みかんなどの品質の高い青果物を取り扱っている。生産者との太いパイプを強みに、他社が在庫を切らすタイミングでも供給できる体制を持つ。一方で、相橘類の糖度アップは果樹栽培農家にとって重要な課題になりつつあり、ブランド化の育成に役立つ品質評価が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度選果を果形選別だけで行っていたため、糖度や酸度の条件がある注文に応えきれず、顧客満足度を十分に満たせなくなっていた。

やったこと

光センサーを用いた「光センサー式果実内容評価システム」を導入した。作業は、農家で選別されたみかん等の表面を目視で確認した後、果実識別(内容評価)ラインに投入する流れである。ラインでは糖度、酸度、浮皮、す上がりおよび種混入を選別し、各個体をデータベース化してから果実寸法等検出装置へ搬送する。その後、選別ボックスへ小分けして搬出し、箱詰め等を経て出荷する。

  • 検査測定光センサー式果実内容評価システム

事業の効果

糖度と内部障害果を光センサーで識別し、青果物1個体ごとに正確な品質評価を得られるようになり、他社との差別化につながった。味を保証して販売できるため顧客の信頼度が上がり、販路と取引の幅も広がった。品質評価に基づいて精算や生産者への指導ができるようになり、選果工程の省力化と省コスト化にも貢献している。内部障害果を除去することでクレームも低減した。

今後の展望

今後は選果で得られた品質データを蓄積し、栽培技術へフィードバックすることで生産管理や経営を拡大する。生産者へ適切な指導を行い、果実の品質向上と生産者の所得向上につなげたいと考えている。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。