ものづくり補助金平成27年度卸売業、小売業鹿児島県

スティック包装機導入による、コスト削減と国内外販路拡大事業

株式会社堀口園

成果段取り時間の大幅な短縮

この事例のポイント

  • 粉末茶の包装を外注しており、コストがかかっていた。
  • スティック包装機を導入し、外注していた粉末茶の包装を自社で行えるようにした。
  • 段取り時間の大幅な短縮。スティック包装機の導入により、スティック入り抹茶の生産量が大幅に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社堀口園
所在地鹿児島県 志布志市
業種飲食料品卸売業
技術分野製造環境
従業員数24人
資本金1,000万円
設立1987年

事業の背景

国内のリーフ茶の需要は年々低迷しており、ペットボトル入り緑茶飲料も平成18年以降はほぼ横ばいで推移している。近年注目されているティーバッグや粉末などのインスタント商品を取り入れることで、国内外での販路拡大を目指していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算粉末茶の包装を外注しており、コストがかかっていた。
  • 納期・工程外注による包装では、品質維持と納品の迅速化が十分に図れなかった。
  • 生産能力取引先や新規顧客の要望に応えるための生産体制が十分ではなかった。

やったこと

スティック包装機を導入し、外注していた粉末茶の包装を自社で行えるようにした。主に抹茶をスティック包装しており、X線検出機を組み合わせて検品作業を行う。スティック包装機の導入により、スティック入り抹茶の生産量を大幅に向上させることが可能になった。一部の工程(袋詰め・異物検査・計量)を設備導入により一つにまとめ、段取り時間を大幅に短縮し、納期を短縮した。

加工機スティック充填機
検査測定X線検出機

新しい製品・サービス:ステイック抹茶を使用した抹茶飲料

事業の効果

  • 段取り時間の大幅な短縮
  • 納期短縮が実現した

スティック包装機の導入により、スティック入り抹茶の生産量が大幅に向上した。袋詰め・異物検査・計量の工程を一つにまとめ、段取り時間を大幅に短縮し、納期も短縮された。これにより、取引先や新規顧客の要望に応える体制が確立された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    平成元年の改組から碾茶工場新設、大型冷蔵倉庫5棟新設と設備投資を重ねてきた流れが読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    リーフ茶消費の低迷やペットボトル飲料の横ばいという市場状況を示し、インスタント商品への展開で販路拡大を目指す方向が読み取れる。

  • 課題の認識と解決3

    リーフ茶需要低迷という課題認識と、スティック包装による販路拡大・コスト削減の方向性はあるが、数値目標を伴う計画までは書かれていない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は記載されておらず、生産が大幅に向上したという定性的な記述のみがうかがえる。

  • 事業を進める体制2

    従業員24名や本社工場・大型冷蔵倉庫の運営はうかがえるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述は乏しい。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    手軽でおいしいお茶の楽しみ方をアピールし、外国人や若い世代に働きかける顧客ターゲットが示されている。

  • 事業化までの道筋2

    中長期の遂行方法やスケジュールは示されておらず、今後の方向性の記述にとどまる。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    スティック抹茶飲料や粉末茶は一般的な普及度が高い分野とは書かれていないが、高付加価値化の具体的な記述は薄い。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    志布志市の茶生産規模が鹿児島県下第2位という地域性がうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。

  • 費用対効果2

    外注コストの削減や納期短縮が示されるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献1

    先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルの記述は見られず、公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    鹿児島県志布志市の茶生産拠点としての地域性と、毎年取扱量を伸ばしている実績がうかがえる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

煎茶やほうじ茶など様々な粉末茶を商品化する予定である。手軽でおいしいお茶の楽しみ方をアピールし、お茶になじみのない外国人や若い世代に働きかけていく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。