回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社 家具のあづま
成果加工可能な板材の長さ 2m→5m
| 事業者名 | 有限会社 家具のあづま |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 紀の川市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1891年 |
1891年に桐材の販売を目的に創業し、100年以上にわたり紀北の地で桐に関わる仕事を行ってきた。現在は桐箪笥などの桐家具の製造・販売に加え、机や椅子、収納棚などの各種家具も手掛け、コップやカッティングボードなど桐を使ったインテリア雑貨も開発している。桐箪笥業界は営業環境が厳しくなって久しく、家具業界全体の需要も低迷している。
抱えていた課題
やったこと
建築用の大型材料に対応するため、板材・角材を直線切断できるパネルソーを導入した。これにより木板を5m程度まで加工できるようになり、従来の2m程度までの加工から対応範囲が広がった。熟練の職人でも時間を要していた長尺物の板加工が、ボタン1つで精度よく短時間に自動加工できるようになった。パネルソーに合わせた独自の治具を作ることで、直角のカットだけでなく三角形や多角形のカットも可能になった。木材加工から内装までを自社で手掛けるショールームを整備し、自社製の備え付け家具やオーダー家具の展示も行う予定である。
| 加工機 | パネルソー |
|---|
新しい製品・サービス:建築内装(備え付け家具・オーダー家具を含む)
パネルソーの導入により加工可能な板材の長さが2m程度から5m程度に広がった。従来2〜3人がかりで息を合わせて行っていた長尺板の加工が、ボタン1つで精度よく短時間に自動加工できるようになり、作業環境は大きく改善した。導入機械で短縮できた時間を職人技が必要な加工工程に充てられるようになり、全体の生産効率も向上した。独自治具により直角以外の三角形や多角形のカットも可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1891年から桐に携わり、桐箪笥の技術を現代ニーズに合わせる方針と、大工からの仕事を取り戻す計画が一貫して書かれている。
建売住宅の興隆や家具需要の低迷に触れ、伝統工芸士など技術力を強みとして挙げているが、競争優位の定量的根拠は薄い。
大工の仕事を取り戻す課題認識に対し、建築内装・家具の一括受注という事業計画が示され、2m→5m加工可能になった点も具体的。
付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、加工時間短縮の定性的な説明にとどまる。
従業員5人の体制、伝統工芸士の職人、代表自ら機械を使いこなす点、今夏完成予定のショールームなど体制が具体的に書かれている。
ノベルティグッズとしてスポット採用されるなど実績はあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
ショールーム完成や受注につなげる考えなど今後の展開は示されるが、スケジュールや課題解決の方法は詳細に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
桐箪笥は営業環境が厳しい分野で、建築内装という新分野への挑戦が述べられるが、高価格化の数値根拠はない。
後進育成や地元中学生の職場体験、地元建築業者との連携など地域雇用への言及があるが、波及効果の規模は示されていない。
補助金額や付加価値増加額などの費用対効果を示す数字は見当たらず、作業時間短縮の定性的記述にとどまる。
パネルソーと独自治具による加工は述べられるが、デジタル技術や地域サプライチェーンへの貢献は明確でない。
建売住宅の興隆や家具需要の低迷に触れ、建築内装への進出を示すが、構造転換への言及は乏しい。
紀の川市の伝統技術を活かし、建築内装事業への進出と地元建築業者・中学生との連携が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ショールームを拠点に建築内装の需要を獲得し、そこからの引き合いを受注につなげていく考えである。あわせて後進の育成と、地元中学生の職場体験や外部講師の受け持ちを通じて伝統技術の継承に努める。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
酒造りに生かせる生物資源の有効活用による製造プロセスの効率的改良を目指し、圧搾、濾過、瓶詰めの各工程を改良した。