回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社白井木工所
成果木口化粧加工の作業時間 112.86秒→40.59秒
| 事業者名 | 有限会社白井木工所 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 伊達市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装,表面処理 |
| 従業員数 | 12人 |
| 資本金 | 550万円 |
| 設立 | 1916年 |
有限会社白井木工所は1916年創業の木製家具・建具・加工品メーカーで、設計から施工まで一貫体制で行っている。復興住宅および関連施設の工事に伴い、木製家具・建具の需要が増えていた。建築ラッシュが続く中、家具や建具を作って据え付ける時間は短時間化する傾向にあった。
抱えていた課題
やったこと
最新鋭のエッジバンディングマシンを導入し、使用手順書を作成して誰でも最低限の操作を行えるようにした。木口化粧加工について、新旧の機械で各5枚ずつ作業時間を比べた。既存型は1分52秒86、最新型は40秒59で、手加工が不要になり64%削減できた。木製建具1枚の製作ではエッジ加工の作業時間が53%削減、トータルでは11%削減となった。木口化粧材とパネルの接合部の隙間を品質試験で比べ、最新型の方が接着層の隙間を感じさせない高品質な仕上がりだった。
| 加工機 | エッジバンディングマシン(最新鋭機) |
|---|
手加工が不要になり、木口化粧加工の作業時間は64%削減した。木製建具1枚の製作では、エッジ加工が53%、トータルで11%削減した。接着層の隙間を感じさせない高品質な仕上がりになり、面取りもできるようになった。外注に頼らず自社生産でき、短納期に対応できるようになった。若手職人が技能を習得する時間も確保できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
木製家具・建具の設計から施工まで一貫体制で行い、実績と信頼を重ねてきたとあるが、事業戦略上の位置付けは詳述されていない。
復興住宅関連の需要増や短納期要求への対応、ブランド力強化が述べられているが、競争優位の根拠となる市場分析は書かれていない。
課題として品質のばらつき、納期長期化、不良率、外注依存を挙げ、手加工64%削減という数字で解決策を示している。
加工時間5%削減を目標とし、実測で手加工64%削減、木製建具1枚の作業時間53%削減、トータル11%削減と具体的数字がある。
使用手順書を作成し誰でも最低限の操作ができるようになったとあるが、人材や事務処理体制の確保状況は読み取れない。
高品質で短納期の木製家具・建具を顧客に届けるという価値は読めるが、ターゲットとニーズの裏付けは具体的に書かれていない。
導入機械の使用手順書作成や今後の自社生産方針は書かれているが、中長期の検証やスケジュールの記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
木口化粧の高品質化と製品多様化、ブランド力強化を目指すとあるが、同分野での高価格化の水準は示されていない。
復興住宅の需要増や被災地の生活再建、森林整備によるCO2削減への貢献が述べられているが、波及効果は定量的でない。
投資に対する効果として作業時間64%削減、建具1枚の作業時間53%削減など、具体的な生産性改善数字が示されている。
最新鋭エッジバンディングマシンとCNCマシニングセンタの組み合わせで生産を高度化するが、デジタル技術の先端性や地域サプライチェーンへの貢献は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
福島県の森林資源を活かして木材需要を創出し、復興住宅需要に応えるなど、地域の特性を活かした事業であることが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
民間・公共施設や復興住宅などの需要増に外注に頼らず自社生産で対応し、高品質な木製家具・建具を短納期で届けていく。自社製品は海外進出も目標とし、組子細工など伝統工芸の継承と革新にも取り組む。国産材の利用で森林整備とCO2削減にも貢献したいと考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%