下水道維持管理における複数会社リアルタイム総合管理システムの開発
東京23区を3ブロックに分け、トラブル発生現場を中心に最も近い組合員へ出動要請できる仕組みを作った。
株式会社タニガキ建工
成果斜面上の機械操作人員 3名→1名
| 事業者名 | 株式会社タニガキ建工 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 紀の川市 |
| 業種 | 総合工事業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 41人 |
| 資本金 | 6,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
創業以来、防災事業を中心に地質調査から設計、工事まで公共事業に携わり、斜面安定化や地滑り対策などのノウハウを積み重ねてきた。近年は土砂崩れや地滑りなど自然災害に対する国土強靱化の推進が進み、法面安定化を図る鉄筋挿入工のニーズが全国で増大している。鉄筋挿入工は経済性に優れ、もっとも一般的な工法として知られる一方、効率性や安全面に課題を抱えていた。
抱えていた課題
やったこと
クレーン懸架に対応するため、小型・軽量ながら高出力なドリフタを採用し、打撃力を効率的に発生させる機構で機械の小型・軽量化を実現した。斜面に固定装置を埋設する同社の新技術「法面固定装置」を導入し、機械を強固に固定するとともに正確な位置決めを可能にした。長尺ガイドセルの採用によりボーリングロッドの連結作業を不要にし、従来3名必要だった機械操作を1名でできるようにした。操作は無線コントロールによる遠隔操作とし、新型穿孔機械「スパイダー02C」として特許を取得した。
新しい製品・サービス:新型穿孔機械「スパイダー02C」
小型・軽量化により、クレーンで懸架して施工できるようになった。法面固定装置の導入で機械を強固に固定でき、位置決めも正確になった。長尺ガイドセルと無線遠隔操作により連結作業が不要になり、斜面上の操作が1名で済むため、施工の効率化と安全性が大きく向上した。さらに新型機械の開発で特許を取得し、関連資材の販売事業にも着手した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の防災事業で培ったノウハウを基に鉄筋挿入工の機械を開発したとあり、一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
特許取得の法面固定装置や長尺ガイドセルで操作人員が3名から1名になった点など、自社技術による競争優位性が具体的に書かれている。
ロープ高所作業の安全要件厳格化を課題として認識し、作業員3名から1名への削減や無線遠隔操作で解決する計画が示されている。
付加価値額や賃上げに関する目標値は書かれていない。販売先の拡大に触れるのみである。
開発から特許取得、販売事業への着手まで取り組んできた実績はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の記述は薄い。
土工やとび、コンクリート工事業者を販売先と定め、県産資材が全国で採用されたとあるが、ニーズの裏付けは具体性が薄い。
今後も資材を含めた開発を進めるとあるが、中長期の遂行方法やスケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
無線遠隔操作や特許の法面固定装置など、鉄筋挿入工の機械で高い付加価値を狙う内容が具体的に示されている。
土砂崩れや地滑りなど自然災害に対する国土強靱化の推進という公共性が明確で、全国で需要が増大していると書かれている。
補助金額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数字は書かれていない。
無線遠隔操作や特許技術により安全性を高めた点はデジタル活用に通じるが、サプライチェーンへの波及は書かれていない。
国土強靱化という政策分野への関連はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
和歌山県の県産品である鋳物技術を活かした資材が全国で採用されたとあり、地域特性の活用が具体的に書かれている。
新型穿孔機械を使った販売事業を建設業者へ広げるとともに、資材を含め多角的に開発を進め、安心・安全な町づくりに貢献したいと考えている。
東京23区を3ブロックに分け、トラブル発生現場を中心に最も近い組合員へ出動要請できる仕組みを作った。
平成31年度ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金を利用し、高度なUAV測量技術を持つアイエイチプランニングと連携した。
手作業で行っていた溶接工程に自動溶接ロボットを導入し、高品質な溶接加工の実現を目指した。