画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
甲陽ケミカル株式会社
成果フィルタープレス導入や原料改善により約20%の収率改善を達成した。
| 事業者名 | 甲陽ケミカル株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県 境港市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | バイオ,製造環境,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 81人 |
| 資本金 | 8,088万円 |
| 設立 | 1974年 |
当社は「食」を通じて健康で快適な生活に貢献することを目指し、カニ殻からキチン・キトサンを取り出して、グルコサミン、N-アセチルグルコサミン、キチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖などの素材を生産・研究している。国内で唯一のキチン・キトサン事業を専業で行う企業とも言える。キチン・キトサンは地球上で年間推定1000億トンが生物生産される天然資源として注目され、食品、化学、医療分野で広く利用されている。
抱えていた課題
やったこと
カニ殻由来のキチン・キトサンを非晶質化し、酵素分解できるように前処理をする設備を導入した。フィルタープレスを非晶質キチン製造、キトサンオリゴ糖製造、再生キトサンの各脱水工程で使用し、収率を高めた。事業期間は平成27年9月から平成28年6月までである。
新しい製品・サービス:非晶質キチンの商品化、低価格のN-アセチルグルコサミン、キチンオリゴ糖の固液分離工程の効率化による新たな製品
非晶質キチンの前処理により工程数が大幅に減り、NAGを低価格で製造できるようになった。フィルタープレス導入などで収率が上がり、キチンオリゴ糖とキトサンオリゴ糖のコストが下がった。キトサンオリゴ糖は製造方法が確立され販売増に大きく寄与している。非晶質キチンは食品、化粧品、医用材料の各メーカーから情報交換の希望があり、最終製品形態を検討している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成16年の境港工場竣工以来、キチン・キトサンを専業で手がけてきた経緯が書かれ、事業の一貫性はうかがえる。
国内で唯一のキチン・キトサン専業企業とあり強みは読み取れるが、市場動向との比較や競争優位の根拠は示されていない。
NAG価格競争の激化や純度96%以上の要求など課題が明示され、フィルタープレス導入による収率約20%改善で解決策が示されている。
収率約20%改善という数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、高付加価値化の目標は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
健康補助食品や免疫機能の素材としての用途と需要増は書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
開始から完了までの期間と課題解決策の3項目は示されるが、工程ごとのスケジュールや検証方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
キチン・キトサンの高純度素材で、非晶質キチンの商品化や収率向上による高付加価値化が具体的に記載されている。
地域の水揚げ資源を活用し地域の新たな産業の地位向上に結びつくとあるが、雇用や波及効果の数字は示されていない。
収率約20%改善とコストダウンは示されるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
酵素分解可能な前処理による工程数の大幅削減とあるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
健康・美容志向の高まりに対応する市場とあるが、日本経済の構造転換に資する内容としての記述は限定的である。
境港市のカニ漁場を活かした原料調達で地域の新たな産業の地位向上につなげると、地域特性の活用が明記されている。
今回の成果を基に新たな商品開発と価格体系の改善を検討している。非晶質キチン、NAG、キチンオリゴ糖の商品化を進める。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。