ものづくり補助金平成26年度卸売業、小売業鳥取県

流通コストの大幅な削減による国産原木の海外競争力向上計画

日中東北物産有限会社

この事例のポイント

  • 凍結防止剤の販売量が減る春先から秋口にかけて売上が大きく減り、年間を通した安定的な収益の確保が課題となっている。
  • フォークリフトの先に取り付け、原木を水平にコンテナへ搬入する特殊アタッチメントを開発し、特許出願を行った。
  • 独自開発のフォークリフト用アタッチメントと原木専用コンテナの採用で、物流面の中間コスト(人件費等)が大幅に削減できた。

事業者のプロフィール

事業者名日中東北物産有限会社
所在地鳥取県 鳥取市
業種その他の卸売業
従業員数6人
資本金2億円
設立1995年

事業の背景

当社は中国と日本の間の貿易を主に営む会社で、主力は凍結防止剤の輸入・販売であり、日本全国の港を拠点に年間4~6万トンの輸入販売実績がある。中国・ロシアの原木の総量が激減し、両国で伐採規制がかかったため、近隣諸国を含め深刻な原木不足に陥っている。一方で日本で伐採される原木の需要が高まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力凍結防止剤の販売量が減る春先から秋口にかけて売上が大きく減り、年間を通した安定的な収益の確保が課題となっている。
  • 販路・情報発信原木輸出の相場が九州(鹿児島・志布志港)の地域販売相場に左右されている。
  • コスト・採算原木を輸出するには九州の販売価格より安く売る必要があり、事業拡大にはコストダウンが課題となっている。

やったこと

フォークリフトの先に取り付け、原木を水平にコンテナへ搬入する特殊アタッチメントを開発し、特許出願を行った。フォークリフトの左右から原木を積み込める原木専用コンテナを開発し、特許を取得した。山林から自社運搬車両へ原木を搬出できるグラップル付フォワーダを導入した。自社保有トラックに組み込めるグラップル設備を導入した。

  • その他グラップルフォワーダグラップル設備フォークリフト用アタッチメント原木専用コンテナ

新しい製品・サービス:原木専用コンテナ(特許)およびフォークリフト用原木荷積みアタッチメント

事業の効果

独自開発のフォークリフト用アタッチメントと原木専用コンテナの採用で、物流面の中間コスト(人件費等)が大幅に削減できた。グラップルフォワーダとグラップル設備の導入により中間コストが削減され、利益と競争力が向上した。自社一貫の流通体制により山林から港まで原木を低コストで輸送できるようになった。

今後の展望

アジア圏、特に中国向けのトライアル輸送に着手し、九州の港と比べた低コスト運営をPRしている。将来的には中国と韓国への出港を並行して実施することを検討している。将来は原木等を活用した6次産業など多角的な事業への展開も予定している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。