回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社垣崎醤油店
| 事業者名 | 有限会社垣崎醤油店 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 邑智郡邑南町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1921年 |
大正10年創業の醤油・味噌の醸造元で、創業から伝わる仕込み蔵の木桶を使い伝統の技法で醤油と味噌を醸造している。差別化と魅力向上のため有機JAS認定工場として甘酒と味噌の認定を受け、新商品開発に挑戦してきた。有機JAS認定のノンアルコール甘酒「有機あまざけ」は人気商品で、ニューヨークやロサンゼルスにも輸出している。
抱えていた課題
やったこと
充填機を導入し、手詰めだった容器への充填を機械化した。工具なしで簡単に分解できる充填機を選んだため、洗浄にかかる時間を短縮できた。コンベア式の金属探知機を導入し、安全・安心の度合いを高めた。プレハブ製の麹室を2室設置し、内板を清掃可能なステンレス製とし、麹槽もステンレス製にして醤油と味噌をそれぞれ専用の麹室で扱えるようにした。小麦処理設備やみそ用タンクなども導入した。
新しい製品・サービス:有機JAS認定のノンアルコール甘酒「有機あまざけ」および有機JAS認定の味噌、醤油の商品開発
充填の機械化と洗浄時間の短縮により出荷作業の効率が上がり、金属検出機の導入で安全・安心の度合いが高まった。麹室と麹槽の専用化により麹の温度管理がしやすくなり、製品の品質安定と品質保持が可能になった。醤油も有機JAS認定の取得を予定しており、本格的な有機商品づくりに向けた体制が整った。ネットや通信販売、展示会への出展により販路拡大を進めている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去に有機JAS認定や新商品開発に取り組んできた流れはうかがえるが、経営戦略上の位置付けは事例に明示されていない。
ニューヨーク・ロサンゼルスへの輸出やネット販売に触れるが、市場動向と自社の強み・弱みの関係は書かれていない。
金属検出機の導入で百貨店や大手スーパーとの商談が成立しなかった課題に触れるが、高付加価値化や成長の計画は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
家族的な体制や社員の記載はあるが、従業員7名で補助事業を遂行する体制の詳細は書かれていない。
有機あまざけが人気商品で海外輸出されること、ブログやレシピ紹介で顧客に作り手の顔を伝えることが読み取れる。
有機JAS認定の醤油取得予定や新工場建設との併設など中期的な方向性は示されるが、スケジュールの詳細は不明。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
有機JAS認定のノンアルコール甘酒は人気商品として海外でも販売されており、差別化を図った商品であることが読み取れる。
地元での発酵食品の教室や工場見学会の開催に触れるが、地域経済への波及効果は具体的に示されていない。
充填機の導入で手詰めから機械化し出荷作業の効率が上がったとあるが、補助金額に対する費用対効果は書かれていない。
充填機や金属検出機の導入で機械化・安全性向上に触れるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
地元の醤油・味噌・麹の教室や工場見学を定期開催し、地域の発酵食品文化を支える点が読み取れる。
醤油も有機JAS認定を取得する予定で、新工場建設と合わせて本格的な有機商品づくりを進める。今後は販路を拡大し、百貨店や大手スーパーへ積極的に売り込む。米国、イギリス、ドイツなどヨーロッパへの販売網も広げていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日