回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社アサヒサーテクノ
成果量産性 1倍→3倍
| 事業者名 | 株式会社アサヒサーテクノ |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 出雲市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 表面処理 |
| 従業員数 | 24人 |
| 資本金 | 1,400万円 |
| 設立 | 1986年 |
株式会社アサヒサーテクノは約30年前から「無電解ニッケルめっき」に特化して事業を展開し、品質とコスト管理にこだわってきた。国内の同業者の多くは歴史が古く安価な「電気めっき」を行っているが、同社は素材の形状に関係なく均一な厚みの被膜を得られる「無電解めっき」を全国でも先駆的に手掛け、県内外のメーカーから信頼を受けている。
抱えていた課題
やったこと
従来より約4倍大きいめっきタンクを導入し、一つの物体に対し性質の違うめっきを最大3層施せる設備を整えた。タンクを大型化しためっき液の安定により品質が向上した。設備には、めっきの前処理タンク、めっきタンク、最終仕上げ・純水用タンク、めっき液移し替えタンク、硝酸タンク、めっき剥離タンク、反応ガス吸引用ダクト、めっきタンクの付属設備、純水用付属設備が含まれる。無電解ニッケルめっきの多層化めっき設備を開発し、機能を確保しつつめっき厚を可能な限り薄くすることを目指した。
新しい製品・サービス:無電解ニッケルめっきの多層化めっき設備(機能性と高品質を兼ね備えた厚膜無電解ニッケルめっき技術)
大型タンクの導入によりめっき液が安定し、品質が向上した。量産性は3倍程度に上がり、コストも10〜15%程度削減できた。大手自転車部品メーカーから大口の受注が決まり、ヨーロッパやアメリカに出荷される。自動車部品メーカーからも新たな受注の話がある。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「無電解ニッケルめっき」に約30年特化し品質とコスト管理にこだわってきたとあり、一貫性はうかがえるが経営戦略上の位置付けは明記されていない。
県内外メーカーから信頼を受け、大手自転車部品メーカーからの受注が決まったとあるが、市場動向と自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
量産性を3倍程度に上げコストを10〜15%削減したと課題解決の結果が書かれるが、事業計画の内容や付加価値向上の見込みは読み取れない。
高付加価値化の数値目標や賃上げ目標は書かれていない。量産性3倍やコスト削減の実績のみ。
作業員の技術力アップに一層力を入れるとあるが、体制や人材、事務処理能力の具体的な記述は乏しい。
耐食性・硬度を両立する多層無電解ニッケルめっきで、欧州の高級自転車部品に採用され薄くて性能のある技術が評価されたとある。
今後はPRの推進と作業員の技術力向上に取り組むとあるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
無電解ニッケルめっきは普及度がまだ低いとされ、同社は同分野で特化し多層化により高付加価値の高級自転車部品に対応している。
県内の製造業への波及は示唆されるが、雇用創出や川上・川下への経済波及効果は具体的に書かれていない。
設備投資によりコストを10〜15%削減し量産性を3倍程度に上げたとあり、費用対効果の一端はうかがえるが投資額は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
島根県出雲市の本社から県内外へ展開し、地域の製造業から信頼を得ているとあるが、地域経済の牽引効果の記述は薄い。
無電解ニッケルめっきの特性が評価され広まりつつあるが、まだ対応できる事業者は少ない。今後はPRを推し進めるとともに、作業員の技術力アップに一層力を入れる。
たとえばリンの含有率が少ないほど硬度は高くなるが、耐食性は悪くなる。硬さと耐食性の両方を得るために、違う種類のめっきを複層で行いたかった
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
非接触三次元測定機として、丸紅情報システムズ株式会社扱いのGOM社製光学式非接触三次元測定機ATOS CS-5Mとデータ加工・検査ソフトG…
効果:表面偏差 1mm→0.01mm