回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社コウダイ
成果不良率 20%→5%
| 事業者名 | 株式会社コウダイ |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 松江市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1977年 |
1977年に安来市で創業し、農業機械の部品などの生産から始めた。1994年頃からステンレスに絞り、高精度の特殊な部品を得意としている。月に約200種類、合計10万個を製造し、取引先の95%は県外企業でそのほとんどが関東圏である。約10年前から若手採用と機械設備の導入による効率化を進めてきた。
抱えていた課題
やったこと
今回のものづくり補助事業で、従来の自動旋盤に代えてCNC複合旋盤を導入した。CNC複合旋盤の導入により段取り作業が減り、製造期間の短縮につながることがわかった。選べる工具の種類も増え、独自の複雑な製品も作りやすくなった。導入機械はタッチパネル式で操作しやすく、経験の浅い従業員も取り組みやすくなった。
製品のばらつきが減り、不良率が大きく改善して安定した生産が可能になった。多品種・少量でも短期間で製作できるため、新製品などの試作が容易になり、設計開発の業務が強化された。製品の受注増にも対応でき、品質も向上して取引先の要求に高いレベルで応えられるようになった。若手の教育面でも、最先端の機能が経験の少なさを補う効果があった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1994年からステンレスに絞り、若手採用と機械導入で効率化を進めてきたとあり、一貫した流れはうかがえるが経営戦略としての明確な位置付けは書かれていない。
取引先の95%が関東圏、高精度の特殊ステンレス部品や難削材加工の強みが読み取れるが、市場動向との関係の説明は薄い。
試作の小ロット対応が課題とされ、CNC複合旋盤導入で段取り減・不良率20%から5%へ改善と書かれており、課題と設備の対応は読み取れる。
付加価値額の増加や賃上げの目標値は書かれていない。製造期間短縮や不良率改善の記述のみで目標値はない。
従業員6名で世代交代と若手採用を進めているとあるが、補助事業を遂行する体制の具体的な記述は少ない。
多品種・少量の短納期試作に対応できることや取引先の要求に応えることは書かれているが、顧客ターゲットの整理は薄い。
導入後の効果は述べられているが、中長期の課題検証や遂行スケジュールは記載されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
難削材の加工技術と最新機械の組み合わせで付加価値の高い製品を目指すとあるが、分野の認知度や高価格化の数字は書かれていない。
材料は県内から仕入れ県外へ販売し地域の発展に貢献したいとあり、地域波及の意図はうかがえるが、国が補助する積極的理由は明記されていない。
補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。不良率改善のみ具体的に示されている。
タッチパネル操作など最新機能は述べられているが、地域やサプライチェーンのイノベーションへの貢献は明確に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
県内企業と連携し県内から材料を仕入れて地域の発展につなげたいとあり、地域特性を活かす方向性は読み取れる。
最新の機械設備と強みである難削材の加工技術を組み合わせ、付加価値が高く性能の良い製品を作ることを目指している。
そういう取引先とふれ合うことも成長につながる
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%