回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社三協印刷
成果生産性 1倍→1.5倍
| 事業者名 | 株式会社三協印刷 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 岡山市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 機械制御,製造環境 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1967年 |
株式会社三協印刷は活版、オフセット、オンデマンドといった印刷技術を備え、企画からデータ作成、製版、印刷、製本・加工、検査まで一貫体制で幅広い印刷物を手がけている。ISO14001を取得し、岡山市グリーンカンパニー事業所として認定・登録されるなど環境保全にも積極的に取り組んでいる。メーカーや医療機器メーカーから取扱説明書の印刷と特殊折り加工の依頼を受けるようになった。添付文書・取扱説明書は紙厚0.04ミリの高品位軽量印刷紙に印刷し、製品パッケージに収まるよう小さく折り畳む必要があり、印刷と折り加工の両方の技術を持つ印刷会社は全国的にも少ない。印刷業界が厳しさを増す中、特殊折り加工を柱とする事業展開を打ち出していた。
抱えていた課題
やったこと
全自動紙折り機(ホリゾン社製)と折丁計数機を本社屋2階に設置した。設置に先立って床の強度を調査し、追加の補強工事は不要であった。高品質でスムーズな折り加工のため機械設置場所の湿度管理が重要と判断し、空気清浄型加湿器を自費で導入した。導入した紙折り機は折り加工パターンを記憶でき、一度記憶させれば製品を切り替えても仕上がりを確認するだけで生産でき、長時間の折り加工調整が不要になった。小物折りや能書折りの作業効率も上がり、添付文書作成では最大64折りまで対応できるようになった。また、異物混入を防ぐクリーンルーム(検査室)を設置し、品質管理を徹底した。
折り加工の調整時間が大幅に短くなり、作業効率が上がって生産性が1.5倍に向上した。時間外労働に頼らずに対応できるようになり、新たな受注にも取り組めるようになった。導入後は長年取引のあるメーカーからの受注が増加した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
メーカー依頼から取扱説明書印刷と特殊折り加工に着手し、特殊折り加工を柱とする事業展開を打ち出したと読み取れるが、経営戦略上の位置付けの詳細は薄い。
24〜64折りに対応できる印刷と折り加工を併せ持つ会社は全国的にも少ないと記載があり、強みと市場の希少性が具体的に読み取れる。
折り加工調整時間が生産性の課題と認識され、全自動紙折り機導入で時間稼働率を高め、生産性1.5倍を目指す計画が示されている。
生産性が1.5倍に向上したと記載があり、時間外労働の減少も見込まれているが、賃上げや付加価値額の目標値は書かれていない。
設備設置前の床強度調査や品質管理のためのクリーンルーム設置など体制面の取組はうかがえるが、人材や事務体制の記載は薄い。
添付文書・取扱説明書の製品特性や小さく折る加工の希少性、導入後にメーカーからの受注が増えた事実が書かれている。
設置時の床調査や湿度管理の対応はうかがえるが、中長期の遂行方法やスケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高品位軽量印刷紙に24〜64折りの折り加工を行う分野で、印刷可能な機械が限られ、同分野で高付加価値を図る内容と読み取れる。
印刷業界が厳しさを増す中での事業展開とあるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
生産性1.5倍や時間外労働の減少など効果は示されているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
岡山市で地域の印刷会社として事業を展開し、グリーンカンパニー認定を受けている点は読み取れるが、地域経済への牽引効果の記載は薄い。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名