回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社高橋海産
成果時間当たり生産量が100kgに増加した
| 事業者名 | 株式会社高橋海産 |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 小松島市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1987年 |
「しらす」は水揚げ後すぐに釜茹でされて冷凍保存され、出荷時に解凍・炊き上げを経て箱詰めされる。需要は高まる一方で競争が激しく、品質が問われるようになってきた。付加価値の高い製品として市場に出していかなければ事業の継続・発展は難しいと考えられていた。
抱えていた課題
やったこと
「しらす」製品の品質向上と商圏拡大のため、異物除去を効率的に行い、自動計量・箱詰めができるオリジナルユニットライン設備(選別機・箱詰め計量オリジナルユニットライン)を導入した。本設備は極めて小さい異物まで除去できる体制を目指したもので、エアで小エビ等の異物を吸引する方式を採用した。商品を傷つけずに異物除去ができるようになった。LED照射による雑菌の処理体制を築くことも目指したが、開発に時間を要するため引き続き検討とした。試作品は客先の評価も高かった。
| 加工機 | 選別機・箱詰め計量オリジナルユニットライン |
|---|
新しい製品・サービス:異物除去後の高品質な「しらす」製品(試作品を含む)
異物を傷つけずに除去できるようになり、「しらす」の見た目と品質が向上して商品価値が高まった。エアで吸引する方法により作業者の負担が軽減され、生産性が大きく上がって生産量も予測できるようになった。試作品への客先評価も高く、販売価格と取引量の増加が見込まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の取組との一貫性は書かれていないが、「しらす」の商圏拡大を目指した品質向上という方向性はうかがえる。
競争が激しく品質が問われる市場動向と、異物混入による品質低下という課題は読み取れるが、自社の強み・弱みの記述は薄い。
異物除去で時間当たり生産量が100kgに増加し、1kgあたり販売価格が現状の約1.5倍、取引量が約4倍になる見込みと具体的に書かれている。
時間当たり生産量100kgや販売価格約1.5倍、取引量約4倍という数値目標が示されており、実現可能性の根拠も一部ある。
公開されている事例からは読み取れません。
異物混入が商品価値を下げていたこと、傷をつけずに除去できる点、客先の評価が高い試作品があることが具体的に書かれている。
雑菌処理は大学・メーカーと共同研究中で近い将来の実用化をめざすと書かれ、課題の扱いは示されているがスケジュールは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
しらすの異物除去ラインは一般的な普及度が低そうだが、高水準の高付加価値化を図るとの記述は具体性が薄い。
地域の水産物である徳島県産しらすの商圏拡大を掲げており、地域経済への寄与はうかがえるが、波及効果の数字はない。
設備投資に対する付加価値増加の数字は示されていないが、販売価格と取引量の増加見込みから費用対効果は一部うかがえる。
オリジナルユニットラインや異物をエアで吸引する方法は記載があるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
徳島県産しらすという地域資源を活かした事業であることは読み取れるが、雇用創出や地域成長の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
LED照射による雑菌処理は大学・LEDメーカー・機械メーカーと共同研究中で、当社設備でテスト予定。近い将来の実用化を目指している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日