ものづくり補助金平成26年度教育、学習支援業徳島県

顧客との会話(対話と傾聴)を促進し顧客満足度を向上させることに特化した独自の接客支援システムの開発

アウトフィット有限会社

この事例のポイント

  • 新規顧客の拡大に加え、既存会員の継続率と継続期間の維持向上が特に重要になっている。
  • 顧客満足度を向上させる要素である顧客との会話の質と量を促進・支援するIT活用の独自接客支援システムを、ソフトウェア専門会社の協力を得て開発・導入した。
  • 顧客満足度の向上により会員の継続期間を延ばすことを目指し、接客支援システムの活用を開始した。

事業者のプロフィール

事業者名アウトフィット有限会社
所在地徳島県 三好市
業種その他の教育、学習支援業
従業員数12人
資本金1,000万円
設立2003年

事業の背景

当社は高齢者に特化したパソコン教室とフィットネス事業を営む会員制ビジネスである。健康寿命の増進に向けた介護予防の取り組みは社会的なニーズとなっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑新規顧客の拡大に加え、既存会員の継続率と継続期間の維持向上が特に重要になっている。
  • 品質・精度継続率や継続期間を高めるには、コア・サービスの充実に加え、親睦イベントやトラブル対応などの付加価値的サービスの質の向上が必要である。

やったこと

顧客満足度を向上させる要素である顧客との会話の質と量を促進・支援するIT活用の独自接客支援システムを、ソフトウェア専門会社の協力を得て開発・導入した。顧客情報の見える化として、情報の集約と関連情報への遷移ができる画面構成、過去の今日起こった顧客トピックスの表示、情報入力を効率化する支援機能を備えた。場所や時間に制約されないようブラウザベースで構築し、機器を選ばず利用できるようにした。顧客同士のつながりなどの気づきを促すため、同義語や表記のゆれにも対応した検索機能と、趣味嗜好や性別などの属性による複数条件の絞り込み検索を実装した。

ソフト接客支援システム

新しい製品・サービス:顧客との会話を促進し顧客満足度を向上させることに特化した独自の接客支援システム

事業の効果

顧客満足度の向上により会員の継続期間を延ばすことを目指し、接客支援システムの活用を開始した。自社での有用性検証を経て、全国のパソコン教室向けに会員情報の分析機能を付加した商品を開発し、外販事業として展開する計画である。数値による効果の記載はない。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    既存の会員制ビジネスで継続率と継続期間が重要と述べ、顧客満足度向上のための接客支援システム開発に結びつけているが、経営戦略上の位置付けの詳細は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    高齢者向けパソコン教室とフィットネスの会員制ビジネスという事業は示されるが、市場動向や自社の強み・弱みへの言及は読み取れない。

  • 課題の認識と解決4

    継続率や継続期間の維持向上が課題と明示され、顧客情報の見える化や検索機能の開発で解決を図る具体的な取組が示されている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、継続期間拡大という方向性のみがうかがえる。

  • 事業を進める体制3

    ソフトウェア専門会社の協力を得てシステムを開発したと書かれ、外部連携による体制は読み取れるが、社内の人材や事務体制の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    高齢者向け会員の顧客満足度向上という対象とニーズは示されるが、選ばれる理由や価値の整理は具体性が薄い。

  • 事業化までの道筋3

    自社での有用性検証後にシステムを改良し、外販展開する計画が示されるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は乏しい。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    顧客との会話支援に特化した独自の接客支援システムという点はうかがえるが、分野の普及度や高付加価値化の水準を示す記述は乏しい。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    介護保険料抑制につながる健康寿命の増進という社会的ニーズに触れており、社会的意義は読み取れるが、経済波及効果の数値は示されていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    ITを活用した独自システムで高齢者の満足度向上を図り、将来は全国のパソコン教室向けに外販する計画があるが、波及効果の具体性は薄い。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    高齢者の健康寿命の増進という社会的ニーズに触れるが、構造転換への言及は読み取れない。

  • 地域経済への波及2

    徳島県三好市の事業者であることは示されるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述はわずかにうかがえる程度である。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

本システムの自社での有用性を検証した後、個人情報の扱いなどの動向に注意しながら改良し、全国のパソコン教室向けに会員情報の分析機能を付加した商品を開発して外販事業として展開する計画である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。