ものづくり補助金平成26年度製造業愛媛県

オンデマンド印刷と動画発信技術を融合させたコンパクトな広告情報サービス

明星印刷工業株式会社

成果名刺・カード・割引券のサンプル作成により、ARカードの最少サイズは30×60mmと確認した

この事例のポイント

  • 印刷業界は少子化や企業の広告費減少などで印刷物の発注が減っており、同業他社は付加価値戦略に取り組んでいるが、当社は対応が遅れていた。
  • オンデマンド印刷機を導入し、ARカード・ARシール・ARノベルティなど複数分野の事業を試作した。
  • 名刺・カード・割引券のサンプル作成により、ARカードの最少サイズは30×60mmと確認した。ARを活用した小スペース・小ロットの広告情報サービスの試作を6分野で行い、名刺やカードなどの限られた紙面に映像・音声・…

事業者のプロフィール

事業者名明星印刷工業株式会社
所在地愛媛県 松山市
業種印刷・同関連業
従業員数44人
資本金1,400万円
設立1965年

事業の背景

印刷業界は少子化による人口減少、企業の業態変革、インターネット普及などにより、企業の広告費や印刷物発注の減少が続いている。同業他社はキャラクター商品企画やICカードとの連動、WEB事業の強化などで印刷を核とした付加価値戦略に取り組んでいた。当社はその対応が遅れており、小ロット印刷でも価格競争で負ける状況に危機感を感じていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術印刷業界は少子化や企業の広告費減少などで印刷物の発注が減っており、同業他社は付加価値戦略に取り組んでいるが、当社は対応が遅れていた。
  • 品質・精度小ロット印刷などでも価格競争に負ける状況にあり、危機感を抱いていた。

やったこと

オンデマンド印刷機を導入し、ARカード・ARシール・ARノベルティなど複数分野の事業を試作した。名刺、カード、割引券のサンプル作成では30×60mmを最少サイズと確認した。観光パンフレット、ポスター、カードを試作し、動画の表現内容とポスターのデザイン表現の整合性を確認した。ジャムやクッキー等のシールでデザインテストを行い、ポップや封筒のサンプルテスト出力、丸うちわやクリアファイルの出力テストも実施した。枚葉印刷機とのカラーマッチングテストを行い、機種の違いによる差異が出ないよう調整した。

加工機オンデマンド印刷機

新しい製品・サービス:オンデマンド印刷と動画発信技術(AR)を融合させた、名刺やカード等の小スペース・小ロット媒体に動画取得用マーカーを印刷する広告情報一貫サービス

事業の効果

  • 名刺・カード・割引券のサンプル作成により、ARカードの最少サイズは30×60mmと確認した

ARを活用した小スペース・小ロットの広告情報サービスの試作を6分野で行い、名刺やカードなどの限られた紙面に映像・音声・文字など大量の情報を提供できる見通しを得た。最少サイズや色合わせ、デザインの整合性などを確認した。今後はオンデマンド印刷で小ロット案件を受注した後、AR等の企画提案を進める計画である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    印刷業界の減少に対し、印刷を核とした付加価値戦略で対応を図ってきたとあるが、過去の具体的な取組との連続性は示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    印刷業界の広告費減少や小ロットの価格競争を外部環境として挙げ、四六全版印刷機や8色印刷機による企画から製本までの一貫対応を自社の強みとして示している。

  • 課題の認識と解決3

    小ロット印刷で価格競争に負ける課題を認識し、AR技術の試作6分野と小ロット受注後のAR企画提案という解決策を示しているが、収益目標は示されていない。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    担当者と連絡先は記載されているが、補助事業を遂行する人員や事務処理体制は具体的に書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    ARで映像・音声・文字の大量情報を提供できる点と、名刺やカード等の小スペース・小ロットに対応する点は整理されているが、顧客ターゲットの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    今後はオンデマンド印刷で小ロット案件を受注し、その後にAR企画提案を進める順序は示されているが、期間や課題解決方法は明確でない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    ARを名刺やカードに組み合わせる試みは示されているが、ジャンルの普及度や同分野での高価格化の根拠は書かれていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    動画取得用マーカーをAR技術で印刷物に組み合わせた広告情報一貫サービスを事業化する点は、新しいビジネスモデルとして読み取れる。

政策面50%
  • 成長分野への進出3

    印刷業界の縮小を背景に、広告情報サービスなどARを活用した新分野へ進出する方向性が示されている。

  • 地域経済への波及2

    松山市の観光パンフレットやポスターのAR試作はあるが、地域経済や雇用への効果は具体的に書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

6分野の事業を継続して進め、オンデマンド印刷事業で小ロット案件を受注した後、AR等の企画提案をさらに進める計画である。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。