ものづくり補助金平成26年度サービス業(他に分類されないもの)熊本県

オートボディプリンターを導入し、トラック装飾サービスを安価に提供

有限会社カーライフジャパン

成果施工時間 100%→67%

この事例のポイント

  • 運送トラックは動く広告塔として使えるが、従来の塗装やラッピングではコスト負担が大きい。
  • 車のボディをはじめ、プラスチック、金属板、ガラス、テント生地など様々な素材に、コンピュータグラフィックで作成した高精細なデザイン画像を直接プリントできるオートボディプリンターを導…
  • 施工時間 100%→67%。オートボディプリンターの導入により、高精細な広告を安価に提供できる体制が整った。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社カーライフジャパン
所在地熊本県 菊池郡西原村
業種自動車整備業
従業員数7人
資本金300万円
設立1994年

事業の背景

運送トラックは車体を動く広告塔として活用できるが、従来の塗装やラッピングでは費用負担が大きかった。当社は自動車整備業を営んでおり、運送業界の活性化に貢献するサービスを広げたいと考えていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算運送トラックは動く広告塔として使えるが、従来の塗装やラッピングではコスト負担が大きい。
  • 販路・情報発信高精細な広告を安価に提供する手段が不足しており、顧客の掘り起こしが課題になっていた。

やったこと

車のボディをはじめ、プラスチック、金属板、ガラス、テント生地など様々な素材に、コンピュータグラフィックで作成した高精細なデザイン画像を直接プリントできるオートボディプリンターを導入した。人の手による塗装やラッピングではなく自動制御によるプリントを実現し、高精細な広告を安価に提供できる体制を構築した。試運転の検証では、従来の塗装やラッピングに比べ施工時間が3分の2程度に抑えられ、品質も良好に仕上がることを確認した。費用は従来より2分の1程度に抑えられると見込んでいる。特殊塗料を使用するため退色や色やけが少なく、特殊液で汚れを傷つけずに消せるため、何度でも書き替えが可能である。

新しい製品・サービス:オートボディプリンターによる車両ボディ等への高精細広告プリント

事業の効果

  • 施工時間 100%→67%
  • 費用 100%→50%

オートボディプリンターの導入により、高精細な広告を安価に提供できる体制が整った。施工時間は従来の3分の2程度に抑えられ、品質も良好であることを確認した。費用も従来の2分の1程度に抑えられる見込みで、自社のサービス拡大と顧客の売上増加につながると期待している。平成28年9月期から本格稼働し、年間24台、月2台を目指している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均3.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    既存の車両施工を軸にオートボディプリンターを導入し、サービス拡大と売上増加を図る方針が示されており、事業との連続性はうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    ラッピングフィルムに比べ大幅なコストダウンになる点や耐久性・何度でも書き替え可能な点を強みとして示している。

  • 課題の認識と解決3

    高精細な広告を安価で提供し顧客の掘り起こしを図る課題認識はあるが、数値を伴う成長目標の根拠は薄い。

事業の実現可能性64%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    施工時間は従来の3分の2程度、費用は2分の1程度に抑えられると見込み、年間24台(月2台)の目標を示している。

  • 事業を進める体制2

    専務や代表者の名前は見えるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的記述は読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    高精細な広告を安価で提供する点、月入庫60台のうち月2台という顧客ターゲットと、ラッピングに比べたコスト差を示している。

  • 事業化までの道筋3

    平成28年9月期の本格稼働と年間目標、顧客への丁寧な案内の繰り返しによる遂行方法が示されている。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    車体への直接プリントという用途は従来のラッピング等に比べ新しいが、市場の普及度に関する記述は限定的である。

公的補助の必要性67%
  • 波及効果・雇用3

    運送業界の活性化や市町村の観光資源PR、行政との連携など地域への波及効果を述べている。

  • 費用対効果4

    施工時間3分の2、費用2分の1程度と数字で費用対効果の改善を示している。

  • イノベーションへの貢献3

    ボディを広告媒体として貸し出す新しいビジネスモデルの構想を示しているが、デジタル技術の具体的な活用は限定的である。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    市場の成長分野への進出という観点はわずかにうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は見当たらない。

  • 地域経済への波及4

    市町村の観光資源PRや行政への働きかけなど、地域の特性を活かした事業展開を具体的に示している。

今後の展望

今後は市町村の観光資源をPRするツールとして活用してもらえるよう行政に働きかけたい。また、ボディ表面を広告媒体として貸し出し、新しい収益を生むビジネスモデルを構築したいと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。