ものづくり補助金平成26年度製造業長崎県

消防自動車の架装面の開発とプレス加工技術の改善による競争力の強化

株式会社ナカムラ消防化学

この事例のポイント

  • 消防自動車の引出装置のレールは20年の使用に耐えるものが必要だが、長期間使うと砂利やサビで故障し修理の手間がかかる。
  • 引出装置と収納ボックスの構造や強度を再検証し、あわせてCAEによる条件解析を行った。
  • 引出装置は性能が向上し、消火活動をパワフルにサポートできるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ナカムラ消防化学
所在地長崎県 大村市
業種輸送用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数50人
資本金1,000万円
設立1979年

事業の背景

ナカムラ消防化学は九州で唯一の消防自動車メーカーとして年間70台ほどを製造している。消防車の製造業界では主にポンプなど性能の改善が行われてきたが、車両に積載される架装については現場から使い勝手の改善が求められながらも進んでいないのが現状である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度消防自動車の引出装置のレールは20年の使用に耐えるものが必要だが、長期間使うと砂利やサビで故障し修理の手間がかかる。
  • 品質・精度収納ボックスは扉の開く速さが一定でなく、急いでいるときに足などをぶつけてケガをする恐れがある。

やったこと

引出装置と収納ボックスの構造や強度を再検証し、あわせてCAEによる条件解析を行った。引出装置はスムーズな動作のためにシールされたベアリングを採用して新たなレールを開発し、板材の厚さを最適化して軽量化と強度確保を両立させた。収納ボックスもCAEで板材の厚さを検討し、アルミニウムなど軽量な材料を使用しながら強度を確保した。ベンディングマシンを用いた加工条件も検討し、効率よく曲げ加工が行えるようにした。

新しい製品・サービス:消火活動に使いやすく改良した引出装置(新たなレール)と収納ボックス

事業の効果

引出装置は性能が向上し、消火活動をパワフルにサポートできるようになった。シールされたベアリングの採用と板材の最適化により、軽量化と強度確保を両立できた。収納ボックスもアルミニウムなど軽量な材料と強度確保を両立し、曲げ加工も効率よく行えるようになった。

今後の展望

今後は海外展開も視野に入れ、消防ポンプを平時は農業用として活用する提案なども行い、世界中に名を知られたいとしている。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。