プラント向け特殊バルブ部品等の生産性向上をもたらす加工技術の高度化
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
有限会社敏彩窯
成果製造量は最大7,280個/月に止まっていたが、生産能力は従来比1.5倍となった
| 事業者名 | 有限会社敏彩窯 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 波佐見町 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1990年 |
有限会社敏彩窯は波佐見焼の窯元で、多種の釉薬と藍色コバルト顔料をもとに鮮やかな藍色と多彩な釉の風合いを自社開発し、製造販売を行っている。近年、波佐見焼の注目度が高まり、敏彩窯特有の藍色が人気を博して市場からの要求数量は恒常的に月11,350個を超えている。
抱えていた課題
やったこと
生産能力を増加させるため、従来比1.5倍の収容能力に加え、高い精度要求に応え得る制御性と自動化を有する焼成炉を選定して導入した。主な特徴は炉内温度分布がより均一になることで、各バーナーは個別に手動で微調整が可能であり、風などの自然現象にも自動で対応して炉内の温度と酸素を調節する。焼成時に炉外で次の段取りができるよう台車交換機能を有するなどの改良がされた。導入後はテストピースを何度も焼いて熱の伝わり方や発色の仕方を研究し、商品としてふさわしい品質となるようプログラムを調整した。
| 加工機 | 焼成炉 |
|---|
焼成炉の導入により生産能力が従来比1.5倍となり、色ムラが減って安定した品質を提供できるようになった。欠品は1~3%に止まり歩留りは格段に向上した。一部自動化により生産効率が格段に上がり、絵付など手作業に時間を使えるようになって作品のブランド化も強化された。商品のバリエーションも増え、直売が1割程度増加している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自社開発の釉薬と藍色を軸にしたブランド日用食器の生産拡大という方針が読み取れるが、過去からの取組の流れは具体的に書かれていない。
市場要求が11,350個/月を超える一方、製造は最大7,280個/月で、藍色が人気を博しているという強みが数字で示されている。
約35%のロスと約4,070個の納入残を課題として数字で示し、1.5倍の収容能力の焼成炉を導入すると解決策を具体的に述べている。
1.5倍の生産能力や欠品1~3%は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員4名の体制で、導入後にテストピースを何度も焼いてプログラムを調整したと書かれているが、体制の詳細は薄い。
波佐見焼の注目度上昇と藍色の人気、月11,350個超の市場要求という裏付けがあり、選ばれる理由も示されている。
導入後の調整や歩留まり改善は書かれているが、中長期の遂行スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
究極の藍色を基調とした自社開発の釉薬製品という特徴はあるが、価格や高付加価値化の数値は示されていない。
波佐見焼の注目度向上は触れられているが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。
生産効率が格段にアップし直売が1割程度増加したとあるが、投資額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
温度や酸素を自動で調節する焼成炉を導入したと書かれているが、先端的なデジタル技術やサプライチェーンへの貢献は述べられていない。
公開されている事例からは読み取れません。
波佐見焼という地域の特性を活かし、隣接ギャラリーへの来客が増えたと書かれているが、地域経済への波及効果は数値で示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
伝統を大切にしながらも時代にマッチ。目指したのは、自然に近い窯の構造です。
公式の事例集より(原文のまま)
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%