ものづくり補助金平成26年度製造業長崎県

蒲鉾作りが見学・体験・学習できる新規事業

有限会社シキシマ

成果体験者数 300人→400人

この事例のポイント

  • 工場の狭さやトイレの整備などの課題が多く、体験工房の実現に向けて動き出せずにいた。
  • 店舗兼工場を国道沿いに新設し、見学や体験、学習ができるよう店頭用の竹輪焼機とバッチ式蒸器の機械類を導入した。
  • 体験者数 300人→400人。体験工房で浦鉾の体験をした人が増え、体験後に商品を購入する人も多く、大きな宣伝効果が得られた。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社シキシマ
所在地長崎県 南島原市
業種食料品製造業
従業員数11人
資本金1,000万円
設立1990年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術工場の狭さやトイレの整備などの課題が多く、体験工房の実現に向けて動き出せずにいた。
  • 生産能力工場が狭く、見学や体験ができる設備と場所が不足していた。

やったこと

店舗兼工場を国道沿いに新設し、見学や体験、学習ができるよう店頭用の竹輪焼機とバッチ式蒸器の機械類を導入した。地元の南島原市内の小中学校に働きかけるとともに、全国から農家民泊で訪れる修学旅行生の研修の場として工房を提供した。若い世代に浦鉾のファンを増やす取り組みを進めている。

  • 加工機店頭用竹輪焼機バッチ式蒸器

新しい製品・サービス:浦鉾の見学・体験・学習ができる新規事業(体験工房)

事業の効果

  • 体験者数 300人→400人

体験工房で浦鉾の体験をした人が増え、体験後に商品を購入する人も多く、大きな宣伝効果が得られた。今後は世界遺産の見学で南島原市を訪れる人にも体験してもらえるよう、旅行会社に営業をかけていく予定である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    新規の体験工房と店舗兼工場の新設が以前からの夢として語られ、浦鉾の認知拡大という方向性は読み取れるが、既存事業との位置づけは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    国道沿いへの店舗出店や農家民泊の修学旅行生の受け入れにわずかに地域資源の活用がうかがえるが、競争優位性の根拠は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    工場の狭さやトイレ整備の課題を認識し新設で解決したと読み取れるが、高付加価値化や成長の計画としての具体性は薄い。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    体験者が昨年300人、今年8月時点で400人超と実績の数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    体制や人材、事務処理能力について記載がなく、従業員11名という情報以外にうかがえるものが少ない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    出来たての味の体験と浦鉾ファン増加を狙うという顧客ターゲットや選ばれる理由が、体験者数と購入につながった点とともに読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    旅行会社への営業や小中学校への働きかけなど今後の方針はあるが、スケジュールや課題解決方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    浦鉾は長崎の食文化として知られるが、それを高水準の高付加価値化で図る記述はわずかにうかがえる程度である。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用3

    長崎の教会群の世界遺産を訪れる観光客が増えており、交流人口の増加や地域需要の創出につながる点が読み取れる。

  • 費用対効果1

    補助金額や付加価値額、生産性の数字が書かれておらず、費用対効果は読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    旅行会社への営業や農家民泊との連携が語られるが、デジタル技術や新しいビジネスモデルの記述はほぼない。

政策面50%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及4

    南島原市の地域特性である食文化と世界遺産観光を活かし、交流人口増加と地元小中学校との連携を進めている点が具体的に読み取れる。

今後の展望

世界遺産見学で南島原市を訪れる人が増えているため、その人々にも体験してもらえるよう旅行会社に積極的に営業をかけたい。

事業者の声

出来たてのおいしさは格別!

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。