ものづくり補助金平成26年度農業、林業宮崎県

無農薬、無化学肥料のティーバッグ茶商品の量産化による経営成長事業の実現

株式会社宮﨑茶房

この事例のポイント

  • 商品化が難しかった不整形の茶葉や茶茎が活用されず、無駄になっていた。
  • 高速切断機で茶葉を粉砕し、その粉砕した原料をティーバッグ充填機に投入すると、自動でティーバッグ商品が完成する工程を導入した。
  • 不整形の茶葉や茶茎を粉砕して商品化したことで、これまで無駄になっていた原料を活用できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社宮﨑茶房
所在地宮崎県 五ヶ瀬町
業種農業
技術分野機械制御,測定計測

事業の背景

昭和初期の創業以来、地元特産の釜炒り茶の生産に取り組んできた。商品化が難しかった不整形の茶葉や茶茎は活用されず、無駄になっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

やったこと

高速切断機で茶葉を粉砕し、その粉砕した原料をティーバッグ充填機に投入すると、自動でティーバッグ商品が完成する工程を導入した。原料は350℃もの高温で粉砕される。充填機は1分間に50個のティーバッグ商品を生産でき、商品ごとに分量も調整できる。これにより不整形の茶葉や茶茎を新商品に生かし、販路の拡大につなげた。

  • 加工機高速切断機ティーバッグ充填機

新しい製品・サービス:粉砕した茶葉を使ったティーバッグ商品

事業の効果

不整形の茶葉や茶茎を粉砕して商品化したことで、これまで無駄になっていた原料を活用できるようになった。ティーバッグ充填機の導入により1分間に50個の生産が可能になり、手作業に比べて効率が大きく上がった。商品ごとに分量も調整できるため、作業者の負担が著しく軽減された。新たな商品によって販路も広がった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性4

    昭和初期の創業以来、地元特産の釜炒り茶生産に取り組んできた歴史があり、不整形茶葉や茶茎の活用という新事業もその延長線上に位置付けられている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    販路を拡大したと書かれているが、市場動向や競合に対する自社の強み・弱みの分析は示されておらず、競争優位性の根拠は読み取りにくい。

  • 課題の認識と解決3

    商品化が難しかった茶葉や茶茎という課題を認識し、粉砕から充填までの自動化で解決しているが、付加価値向上の数値は示されていない。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    1分間に50個の生産が可能と書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、実現可能性を判断する材料が乏しい。

  • 事業を進める体制2

    代表取締役のコメントはあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制について具体的な記載は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    釜炒り茶の芳ばしい香りという特長や、オーガニック商品の増加方針が示されており、製品の価値と選ばれる理由の一端がうかがえる。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展望としてオーガニック商品を増やす方針は書かれているが、遂行スケジュールや課題の解決方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    商品化が難しかった茶葉や茶茎を新たな商品に変えた点は示されているが、市場での希少性や高価格化の水準は具体的に書かれていない。

公的補助の必要性60%
  • 波及効果・雇用3

    若い人や移住者の雇用創出と地域活性化を目標に掲げており、地域経済への波及効果を目指す姿勢が読み取れる。

  • 費用対効果3

    1分間に50個の生産が可能になり作業者の負担が著しく軽減したと書かれているが、投資額や付加価値増加額の数値はない。

  • イノベーションへの貢献3

    充填機による自動化で新事業を実現したと書かれているが、先端的なデジタル技術や新たなビジネスモデルの具体像は示されていない。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    オーガニック商品への注力が示されているが、市場の成長性や日本経済の構造転換に関する記載は見当たらない。

  • 地域経済への波及4

    五ヶ瀬町の地元特産である釜炒り茶を活かし、地元の若い人や移住者の雇用を生むことを目標に掲げており、地域特性と雇用創出が結びついている。

今後の展望

オーガニックの商品をさらに増やし、ブランド力を高めることで、地元の若い人や移住者の雇用を生むことが目標である。お茶を通じて地域を活性化していきたいとしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。