原木椎茸を使用した「椎茸パウダー」の商品化及び製造環境の改善
電気式の食品乾燥機を導入し、ボイラー式より短時間で原木椎茸の風味と栄養価を保持したまま乾燥できるようにした。
効果:草刈り作業の所要日数 14日→2日
有限会社伊藤畜産
成果肉用冷凍庫2台の導入によって容量が倍増した。
| 事業者名 | 有限会社伊藤畜産 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道 根室市 |
| 業種 | 農業 |
| 技術分野 | 機械制御,製造環境,測定計測 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1998年 |
有限会社伊藤畜産は昭和24年に山形県寒河江市から入植して創業した酪農家で、牧草を自給し、肉牛は牧草のみで飼育している。事業は生乳生産、肉牛生産、加工販売、飲食店運営にわたり、農場面積は280ha、肉牛と乳牛を合わせて300頭規模である。根釧地域は国内生乳生産量の2割を支える大酪農地帯で、健康志向の高まりから低脂肪で旨みの強い牛肉への注目が高まっている。
抱えていた課題
やったこと
肉用の冷凍庫2台を導入し、肉のストック容量を倍増させて原料の確保と安定した製造を可能にした。肉の手切りをスライサー導入により機械化し、加工の幅を広げた。乳処理場では処理能力の高いパスチャライザー(加熱殺菌器)を導入し、生乳を当日全量処理できるようにした。
新しい製品・サービス:手切りでは難しいしゃぶしゃぶ肉の商品化、根室市のふるさと納税返礼品となった肉と昆布のセット、5L業務用パッケージの牛乳、札幌のコーヒー店で提供される牛乳のドリンク。
肉用冷凍庫の導入でストック容量が倍増し、原料を確保できるようになって安定的な製造が可能になった。スライサーの導入で肉の加工の幅が広がり、パスチャライザーの導入により生乳を当日全量処理できるようになった。肉の品質が安定して飼養計画も立てやすくなり、新商品の誕生や販路の広がりにつながった。冬季に冷凍品の製造や新商品開発を行えるようになり、夏季に偏っていた仕事量の季節変動も緩和され事業の安定につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の牧草自給・一貫生産の歩みと、牧場内レストランや加工販売を始めた経緯は読み取れるが、経営戦略上の明確な位置付けは書かれていない。
地元牧草だけで育てた赤身肉と高品質な濃厚生乳という強みと、健康志向で低脂肪牛肉の注目度が上がっている点が具体的に示されている。
肉の冷凍庫2台導入で容量が倍増し、一貫製造の目詰まりを解消したという課題と解決策が具体的に書かれている。
付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。生産の安定化や新商品誕生といった定性的な効果のみ。
スタッフが酷農から加工・観光まで一人何役もこなす体制が示されているが、補助事業の遂行体制や事務処理能力は書かれていない。
100%地元牧草由来の赤身肉・濃厚生乳という製品の価値と、ふるさと納税返礼品や業務用5Lパッケージ等の販路が具体的に示されている。
冷凍品製造や新商品開発を冬に行い季節変動を平準化する方針が書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は詳細ではない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
短角和牛の復活で赤身肉を差別化しているとあるが、市場での普及度や高価格化の水準は具体的に書かれていない。
根釧地域は国内生乳生産量の2割を支える大酷農地帯とあり地域の基幹産業性はうかがえるが、雇用や波及効果の数値は示されていない。
補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。生産安定化の定性的効果のみ。
ファームレストランや観光受け入れで食と農の関係を伝える取組はあるが、先端デジタル技術の活用は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
根釧地域の大規模酷農地帯で、ふるさと納税返礼品や根室市の特産昆布との連携など地域資源を活かした価値創出が具体的に書かれている。
ここにある資源の価値向上
公式の事例集より(原文のまま)
電気式の食品乾燥機を導入し、ボイラー式より短時間で原木椎茸の風味と栄養価を保持したまま乾燥できるようにした。
効果:草刈り作業の所要日数 14日→2日
カットネギの殺菌水として使う溶液の濃度を自動調整できる「殺菌水濃度調整点滴装置」を導入した。
平成22年稼働の第二工場に隣接して新たにえのき茸製造工場(第三工場)を増設し、年間生産量を2,300から3,800に増やす計画を進めた。
効果:収穫作業の人員 4人→1人