ものづくり補助金平成26年度製造業鹿児島県

全国的にも珍しい長期間常温保存が可能な「健康に優しい無添加ウインナー」等の開発・販売

有限会社鹿児島ますや

この事例のポイント

  • 取引先から、長期間常温で保存可能な無添加ウインナーの開発要請を受けていた。
  • 今回導入した機械設備を活用し、ミネラル豊富な塩のみで結合させた肉を高温高圧で処理する独自のノウハウを確立した。
  • 長期間常温で保存可能な無添加ウインナーの製造が実現し、取引先の要請に応えられるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社鹿児島ますや
所在地鹿児島県 姶良市
業種食料品製造業
従業員数25人
資本金300万円
設立1996年

事業の背景

25年前に独立し、子供の病気が原因で無添加食品の製造に取り組んできた。取引先からは長期間常温で保存可能な無添加ウインナーの開発が求められていた。従来のウインナーはレトルト加工で食感が損なわれ、同種の製品は他に例がなかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術取引先から、長期間常温で保存可能な無添加ウインナーの開発要請を受けていた。
  • 品質・精度ウインナーは肉の結着にデンプン等を混入しており、高温高圧の加工で食感が損なわれるため、レトルト商品に不向きで他に例がなかった。

やったこと

今回導入した機械設備を活用し、ミネラル豊富な塩のみで結合させた肉を高温高圧で処理する独自のノウハウを確立した。その結果、羊腸が破れない技術を確立し、薬を使わず長期間常温保存が可能な無添加ウインナーの供給体制を整えた。さらに無添加豚肉加工を皮切りに、鶏や魚の加工も無添加で仕上げることに成功した。特に冷凍肉を原料とした無添加ウインナーの製造にも成功し、これをレトルト加工して常温流通を実現した。

加工機サムソン製レトルト釜
加工機高温高圧処理設備

新しい製品・サービス:長期間常温で保存可能な無添加ウインナー

事業の効果

長期間常温で保存可能な無添加ウインナーの製造が実現し、取引先の要請に応えられるようになった。レトルト加工による常温流通が可能になり、より多くのお客様へ安全・安心な製品を提供できる体制が整った。鶏や魚の無添加加工にも広がり、製品の幅が増えた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    無添加食品の製造に取り組んできた経緯と、取引先からの長期常温保存ウインナーの開発要請が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    大都市圏の百貨店や消費者のニーズに応えるとあり、市場要請は読み取れるが、競争優位の定量的根拠は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    ウインナーは結着にデンプンを使い高温高圧で食感が損なわれ、レトルトに不向きという課題認識が書かれている。ただし事業計画の数値は乏しい。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員130名、設立は平成8年と書かれるが、補助事業を遂行する体制の具体的記述は乏しい。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    長期常温保存可能な無添加ウインナーという価値と、取引先の開発要請という顧客ターゲットが具体的に示されている。

  • 事業化までの道筋3

    冷凍肉原料の製造成功やレトルト加工による常温流通の実現など段階的な実績が書かれ、今後は未利用資源活用が予定とされる。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性100%
  • 新しさ・高付加価値5

    「全国的にも珍しい」長期常温保存の無添加ウインナーで、業界で不可能とされた冷凍肉原料の製造に成功したと書かれている。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用3

    未利用資源の活用による地方への波及が予定として書かれているが、雇用や経済波及の数値は示されていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    レトルト加工や燻製など食品技術の革新は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの言及は見当たらない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    姶良・霧島エリアの黒豚を素材とし、地方の未利用資源活用に展開する予定と書かれている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

この技術を地方の未利用資源の活用に活かしていく予定である。

事業者の声

とことん無添加に拘る

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

群馬県製造業平成29年度

冷凍マグロ専用刺身醤油の試作開発

鰹節の厚さと抽出温度を管理するため、ガス式スチームコンベクション、小型鰹節削り機、プレハブ冷蔵庫、冷蔵ユニット、小型軽量充填機、打栓機を導…

効果:製造ロット 32.5kg→65kg

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。