ものづくり補助金平成26年度製造業鹿児島県

ソース製造釜装置及び自動充填装置の導入による品質・供給の安定化

吉村醸造株式会社

成果製造能力が3倍に増えた

この事例のポイント

  • 現行のソース製造釜装置は1回あたり180Lしか生産できず、注文に対してタイトになることがあった。
  • ソース製造釜装置及び自動充填装置を導入し、量産化が可能な体制を整えた。
  • 製造能力が3倍に増えた。ソース製造釜装置及び自動充填装置の導入により、品質の一定した商品を製造できるようになり、商品の納入が安定した。

事業者のプロフィール

事業者名吉村醸造株式会社
所在地鹿児島県 いちき串木野市
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数51人
資本金1,500万円
設立1927年

事業の背景

1927年に初代吉村仲吉が創業し、1949年に有限会社を設立、1956年に株式会社に組織変更した。自社製造の醤油、味噌、ソース、酢、食用油などを鹿児島県全域に、できる限り無料で直接届けることを創業以来の特色としている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力現行のソース製造釜装置は1回あたり180Lしか生産できず、注文に対してタイトになることがあった。
  • 生産能力攪拌装置に制御がなく、充填は手動式で時間がかかっていた。
  • 品質・精度充填容量にばらつきが発生していた。

やったこと

ソース製造釜装置及び自動充填装置を導入し、量産化が可能な体制を整えた。製造釜の導入により、品質の一定した商品を製造できるようになり、商品の納入が安定した。自動充填機の導入により充填時間が短縮され、充填量も均一化された。作業時間の短縮により作業人員を有効に活用でき、一人当たりの生産性が改善した。

加工機ソース製造釜装置
加工機自動充填装置

事業の効果

  • 製造能力が3倍に増えた

ソース製造釜装置及び自動充填装置の導入により、品質の一定した商品を製造できるようになり、商品の納入が安定した。製造能力は3倍に増え、自動充填機で充填時間が短縮され充填量も均一化された。作業時間の短縮により作業人員を有効に活用でき、一人当たりの生産性が改善し、従業員が残業することなく生産できるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業以来の「お届け手渡し」にこだわる姿勢は読み取れるが、設備導入と経営戦略の関係は明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    鹿児島県全域への無料直接配達や高齢者への対応はうかがえるが、競争優位性を示す数値や分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    釜の製造能力が1回180Lで注文にタイトだった課題を示し、導入後に製造能力3倍と記載されている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    製造能力3倍という結果は書かれているが、付加価値や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員の残業がなくなったことは書かれているが、補助事業を遂行する体制や人材の配置は説明されていない。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    中濃ソースやハンバーグソースなどの商品例は挙がっているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は見当たらない。

  • 事業化までの道筋3

    今年度の首都圏営業と10月の沖縄商談会への参加など、今後の時期を示す計画が書かれている。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    醤油屋が作った中濃ソースなどの商品名はあるが、高付加価値化や高価格化を示す記述はない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    鹿児島県内への直接配達は地域の生活支援としてうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。

  • 費用対効果3

    製造能力が3倍になり充填時間が短縮されたと書かれているが、補助金額や費用対効果の数値はない。

  • イノベーションへの貢献2

    自動充填機の導入による省力化はうかがえるが、先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルの記述はない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    日置・北薩エリアで地域の事業者として地元へ商品を届けている点は読み取れるが、地域経済の牽引までは書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今年度は首都圏を中心に販路拡大の営業を行い、県外での売上増につなげる。10月に沖縄で商談会に参加して商品を売り込み、長年の希望であった海外取引を開始する。ソース関連の新商品の開発を継続して進める。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。