ものづくり補助金平成26年度製造業鹿児島県

さらなる生産効率の向上の為の新加工機導入とそれに伴う付属品の研究開発による競争力の強化

株式会社鹿児島ミリングセンター

この事例のポイント

  • ジルコニアディスク一枚から加工できる本数に限界があり、製作本数が伸び悩んでいた。
  • 歯科用CAMシステムと専用ソフトウエアを導入し、ジルコニアフレームの製作体制を整えた。
  • 歯科用CAMシステムと専用ソフトウエアの導入により、ジルコニア一枚当たりの製作本数が大幅に向上し、再製率も減少した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社鹿児島ミリングセンター
所在地鹿児島県 薩摩川内市
業種その他の製造業
技術分野機械制御,精密加工,製造環境
従業員数15人
資本金100万円
設立2009年

事業の背景

当社は鹿児島県内はもちろん、九州全土や全国の技工所・歯科医院からジルコニアフレームの注文を受けている。一つとして同じ症例はなく、臨機応変で丁寧な対応が求められている。そのため、ブレのないジルコニアフレームの製作と、従業員が時代の求める技術を習得し続けることが重要になっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力ジルコニアディスク一枚から加工できる本数に限界があり、製作本数が伸び悩んでいた。
  • 品質・精度一人ひとり異なる症例に丁寧に対応するため、ブレのないジルコニアフレームの製作が求められていた。
  • 人手・技能時代の変化に伴って求められる技工に応えるため、従業員が新しい技術を常に習得する必要があった。

やったこと

歯科用CAMシステムと専用ソフトウエアを導入し、ジルコニアフレームの製作体制を整えた。加工機imes-icore250iを導入して製造力を強化し、加工の時間短縮を図った。九州初となる機械を導入し、環境設備も整えた。付属品の研究開発を行い、九州の同業者向けに歯科製品の品質を高めて九州のブランド化を目指した。

加工機imes-icore250i
ソフト歯科用CAMシステム
ソフト専用ソフトウエア

新しい製品・サービス:九州初の機械を活かし、顧客に向けて新製品のサービスを展開する計画である。

事業の効果

歯科用CAMシステムと専用ソフトウエアの導入により、ジルコニア一枚当たりの製作本数が大幅に向上し、再製率も減少した。一枚当たりの生産数量は倍以上となり、取引先や新規顧客の要望に応える体制が整った。製造環境の整備により、品質の向上と時間の短縮が可能になり、生産性が向上した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    ジルコニアフレームの注文を受けてきた既存事業が書かれ、過去の取組との連続性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    九州の同業者向けに品質を高め九州ブランド化を図る方針はあるが、市場動向と自社の強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    一枚当たりの製作本数の大幅向上、再製率の減少、生産数量が倍以上になった成果は書かれているが、課題認識は具体的でない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産数量が倍以上になったと記載があるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員15名、新しい技術の習得に力を入れるとあるが、補助事業を遂行する体制の具体的な記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    ジルコニアフレームの高品質・短納期を掲げ、顧客の要望に応える点は示されているが、ターゲットの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    今後の新技術習得や雇用拡大の方向性は示されるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    歯科用ジルコニアフレームの高付加価値化を図る記述はあるが、市場での普及度や高水準であることを示す数字はない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    九州初の機械導入や地域貢献、雇用拡大の目指す方向はうかがえるが、経済波及の具体的な効果は示されていない。

  • 費用対効果3

    製作本数の大幅向上、再製率の減少、生産数量が倍以上になったと記載があるが、補助金額に対する費用対効果の数字はない。

  • イノベーションへの貢献2

    歯科用CAMシステムと専用ソフトの導入で生産性を向上させたとあるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    鹿児島・九州の技工所や歯科医院から受注し地域ブランド化を図るとあるが、地域経済への波及の定量的な記述はない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後は新しい技術の習得に力を入れ、雇用の拡大や地域貢献ができる会社を目指している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。