ものづくり補助金平成26年度製造業鹿児島県

安心・安全・健康な食の提供と「農」を通しての地域貢献の創造

日本有機株式会社

この事例のポイント

  • 真空低温調理やレトルト加工などを用いた新商品の開発・製造が可能になった。
  • 真空低温調理やレトルト加工を用いた新商品の開発・製造が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名日本有機株式会社
所在地鹿児島県 曽於市
業種食料品製造業
従業員数15人
資本金1,000万円
設立1977年

事業の背景

1977年(昭和52年)に有機肥料の製造販売で創業した。企業理念「薩摩の農文化を世界へ、土と人と環境にやさしいものづくり」の実現に向けて、産学官連携による商品開発を続けてきた。鹿児島大学との産学共同で薩摩鴨・薩摩黒鴨が生まれ、その鴨と地域の農産物を使った加工食品づくりに取り組んでいる。

課題と取り組み

やったこと

真空低温調理やレトルト加工などを用いた新商品の開発・製造が可能になった。大型機械の導入により製造コストを削減し、衛生的で安心・安全な商品づくりができるようになった。本事業の設備を活用して試作・商品化を行い、介護施設や医療施設にも販売できる加工食品を提供できるようになった。これにより鴨の加工食品のブランド化もスムーズに進んだ。

加工機大型機械

新しい製品・サービス:薩摩黒鴨の機能性(オメガ3など)を活かした高付加価値加工食品

事業の効果

真空低温調理やレトルト加工を用いた新商品の開発・製造が可能になった。大型機械によって製造コストが削減され、衛生的で安心・安全な商品をつくれるようになった。介護施設や医療施設に販売できるようになり、顧客ニーズに応える加工食品を提供できるため、鴨の加工食品のブランド化もスムーズになった。高齢者を中心に健康づくりを推進し、社会貢献を実現することを目指している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業以来の有機肥料から加工食品への取組や産学連携による薩摩黒鴨の商品開発の流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    介護施設・医療施設への販売や鴨の加工食品のブランド化に触れており顧客ニーズへの言及はあるが、競合や自社の強み・弱みの記載は薄い。

  • 課題の認識と解決3

    成人病予防を目的とした健康食品の提供と新商品開発の方向性は示されているが、現状課題の記述や数値を伴う事業計画は読み取れない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員15名や産学連携の実績はうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記載はない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    成人病予防に役立つオメガ3を含む薩摩黒鴨の特性や、介護・医療施設向けという顧客ターゲットが具体的に示されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後の商品開発と販売の流れは示されるが、中長期の検証方法やスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    機能性食品の分野での独自性はうかがえるが、高付加価値化や高価格化の水準を示す数字は記載されていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    高齢者の健康づくりや地域の農産物利用による地域貢献の意義は示されるが、雇用創出や波及効果の数字は書かれていない。

  • 費用対効果2

    製造コスト削減や衛生面の向上には触れるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    大型機械による衛生的な製造や産学連携は書かれるが、先端デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    健康・機能性食品の分野への進出という方向性はうかがえるが、日本経済の構造転換との関係は示されていない。

  • 地域経済への波及4

    大隅エリアの地域の農産物と鴨を使い、地域の特性を活かした加工食品を生むという点が具体的に示されている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後、本事業による設備を利用し、薩摩黒鴨の機能性を活かした新商品を開発し、「医福食農」連携による高付加価値商品として販売していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。