ものづくり補助金平成26年度製造業沖縄県

コンクリート混和材における石炭灰の改質・高付加価値化事業

株式会社リュウクス

この事例のポイント

  • 石炭火力発電所から出るフライアッシュは産業廃棄物として処理されており、有効活用が課題となっていた。
  • フライアッシュをコンクリート混和材として安定して使用するには、未燃カーボンと呼ばれる炭素分を除去し、その比率を1%以下まで低減する必要があった。
  • CfFAの使用によりコンクリート建築物の寿命を100年程度に延ばせることがわかっており、沖縄のコンクリート早期劣化とフライアッシュの有効利用という2つの課題の解決に貢献できると考…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社リュウクス
所在地沖縄県 うるま市
業種窯業・土石製品製造業
技術分野材料製造プロセス,製造環境
従業員数9人
資本金5,570万円
設立2012年

事業の背景

沖縄では石炭火力発電所から出るフライアッシュが産業廃棄物として処理されており、その有効活用が課題とされていた。県内では塩害によってコンクリートが劣化することもあり、コンクリート建築物の寿命は40〜50年程度とされている。当社は2012年に、県内でのフライアッシュ加工・販売を事業の柱として設立された。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • その他石炭火力発電所から出るフライアッシュは産業廃棄物として処理されており、有効活用が課題となっていた。
  • コスト・採算加工済みのフライアッシュを県外から移入していたため、輸送などのコストがかかっていた。
  • 生産能力県内に原料が豊富にあるのに県内で加工できず、県外産品を使わざるを得なかった。

やったこと

フライアッシュをコンクリート混和材として安定して使用するには、未燃カーボンと呼ばれる炭素分を除去し、その比率を1%以下まで低減する必要があった。そのために本事業を活用してフライアッシュ加熱改質装置を導入した。これにより、土木だけでなく建築にも使える高品質な加熱改質フライアッシュ「CfFA」を県内で製造できるようになった。

  • 加工機フライアッシュ加熱改質装置

新しい製品・サービス:加熱改質フライアッシュ「CfFA」

事業の効果

CfFAの使用によりコンクリート建築物の寿命を100年程度に延ばせることがわかっており、沖縄のコンクリート早期劣化とフライアッシュの有効利用という2つの課題の解決に貢献できると考えている。廃棄物をリサイクルすることで環境への負荷低減にも寄与できる。材料の調達から加工・販売まで県内で一貫して行えるようになり、移送コストの削減で製造コストも下がり、維持メンテナンスまで含めたトータル建設コストの低減につながると見込んでいる。

今後の展望

CfFAは公共工事では導入が進んでいるため、今後は民間の建築物でも活用してもらえるよう啓蒙活動や新技術の開発、さらなる加工コストの削減に取り組んでいく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。