ものづくり補助金平成26年度製造業沖縄県

分離機能を高度化した廃プラスチック類選別機の試作開発

株式会社沖縄計測

この事例のポイント

  • PETボトルの薄肉化で、PETフレークが浮き上がりキャップ粉砕品と混じるケースが増え、そのまま製品にすると不純物による品質劣化が避けられなかった。
  • キャップ粉砕品とPETフレークの間の中間層を広げて分離しやすくするため、補助金を活用して新しい比重選別機を開発した。
  • 新たに開発した縦型の比重選別機により、従来よりも純度の高いPETフレークを生産できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社沖縄計測
所在地沖縄県 沖縄市
業種プラスチック製品製造業
技術分野材料製造プロセス
従業員数39人
資本金4,000万円
設立1976年

事業の背景

当社はインフラ整備事業で磁気探査や測量を手がけており、自然環境との共生への思いから、ゴミの減量を通じて天然資源の抑制を図るため廃PETボトルのリサイクル事業を始めた。廃PETボトルは工場でPETフレークに加工され、卵パックや家電などの商品入れに使われるクリアケース、作業着などの原料として利用されている。飲料メーカーはゴミの減量のためPETボトルを薄くする努力を続けており、リサイクルの過程では技術的なネックとなっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度PETボトルの薄肉化で、PETフレークが浮き上がりキャップ粉砕品と混じるケースが増え、そのまま製品にすると不純物による品質劣化が避けられなかった。
  • 生産能力従来の横型の比重選別機では、キャップ粉砕品とPETフレークの間に広い中間層を確保できず、単一素材の回収率を上げにくかった。

やったこと

キャップ粉砕品とPETフレークの間の中間層を広げて分離しやすくするため、補助金を活用して新しい比重選別機を開発した。従来の横型の比重選別機を縦型に改良して深度を取り、広い中間層を確保できるようにした。

  • 加工機縦型比重選別機廃プラスチック類選別機

新しい製品・サービス:縦型比重選別機(廃プラスチック類選別機)

事業の効果

新たに開発した縦型の比重選別機により、従来よりも純度の高いPETフレークを生産できるようになった。これにより売上も伸びている。また、ゴミ減量に取り組む飲料メーカーの努力に対応できており、その社会的意義も大きいと考えている。

今後の展望

同規模の小規模PETボトルリサイクル工場にとって有用なため、全国的に啓発活動を進める。最終的にはペレットと呼ばれる完全原料素材の製造に挑戦し、実現後はアジアなど海外への輸出にも取り組みたいと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。