ものづくり補助金平成26年度製造業沖縄県

多様化する観光関連パンフレットに対応する製造体制構築事業

沖縄製本株式会社

この事例のポイント

  • ネット印刷の台頭などにより、受注が県外へ流出するようになっていた。
  • 正栄機械の「コンビネーションWKT660」を導入した。
  • マジック折り、ミシン入れ加工、糊付け加工を施した試作品づくりに取り組めるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名沖縄製本株式会社
所在地沖縄県 沖縄県島尻郡南風原町
業種印刷・同関連業
技術分野機械制御
従業員数23人
資本金3,000万円
設立1977年

事業の背景

当社は、パンフレットなどで印刷に続けて必要となる製本を専門とする製本加工企業で、昭和52年の創業以来、各印刷会社との連携により県内印刷業の発展に取り組んできた。近年はネット印刷の台頭があり、特殊折りに対応できなかったことも重なって受注が県外へ流出していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信ネット印刷の台頭などにより、受注が県外へ流出するようになっていた。
  • 新製品・新技術難しい技術を要する特殊折りに対応できず、多様化する需要に応えられていなかった。
  • 人手・技能既存の折り機は操作が難しく熟練の技が必要で、作業量が増えると熟練工の負荷が大きくなっていた。

やったこと

正栄機械の「コンビネーションWKT660」を導入した。この機種はダイレクト折りと16ページ折が可能な高速の最新式マシンで、従来の16ページ折れ刷り本の中央部にスリットを入れ、和冊子状のページと大きな見開き面の両方を作り出す「マジック折り」が最大の特徴である。折りと同時にミシン入れができる「ミシン入れ加工」と、糊付け(粒綴り製本)ができる糊付装置を含めた一式を導入したことで、針金を使わない環境対応型の「エコ製本」も可能となった。コンピューター制御により、スキルがなくても操作できるようになった。

  • 加工機コンビネーションWKT660正栄機械ミシン入れ・糊付装置一式

新しい製品・サービス:コンピューター制御折り機によるマジック折り、ミシン入れ加工、エコ製本

事業の効果

マジック折り、ミシン入れ加工、糊付け加工を施した試作品づくりに取り組めるようになった。県内で当社だけが対応できる特殊折りを実現し、これまで機械で対応できず手折りにしていた加工も機械で行えるようになった。コンピューター制御により熟練工の負担が減り、社員を新規に雇用して若手の人材育成や技術継承にも取り組めるようになった。

今後の展望

得意先各社への新技術の営業活動を強化し、受注拡大につなげたい。大型観光施設のパンフレットなどに特におすすめで、印刷会社には試作品を通じて特性を実感してもらいたい。また、オペレーションできる工員を増やすため、業務を通じたOJTを継続する。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。