部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
株式会社ダイビ
成果製本スピード 1倍→6倍
| 事業者名 | 株式会社ダイビ |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 従業員数 | 110人 |
| 資本金 | 2,150万円 |
| 設立 | 1918年 |
大正7年に山口県下関市で印刷業として創業し、昭和28年に大阪市へ移って卒業アルバムなど学校向けアルバムの製作を始めた。大学生協や学校からの信頼が厚い。卒業アルバムの売り上げのうち大学向けは約30%を占め、全国の名門大学のアルバムを手がける。将来、少子高齢化による学生数の減少は避けられない。
抱えていた課題
やったこと
平成27年2月に、自動で糸で製本できる約3,000万円のイタリアのメカノテクニカ製の糸かがり機を導入した。製本スピードは旧設備の6倍となり、納期は従来の7日から5日へ2日短縮できた。縫い間隔は19mmと、他社製の16.5mmに比べて広く、針の直径も小さいため紙へのダメージを軽減しつつ強く締められる。ページ接合部の強度は旧設備に比べて40%向上した。糸に熱をかけないため糸本来の強度も維持でき、針は市販品も使用可能である。給紙部分のシーケンス制御により不良を検出し修正できる仕組みを備え、生産プログラムの保存数は無制限、折り丁の保存数も230件と多い。コンプレッサーの空気量は他社製の半分に抑えた省エネルギータイプである。
| 加工機 | 糸かがり機(メカノテクニカ製) |
|---|
新しい製品・サービス:スマートフォンケース
高性能な糸かがり機の導入により、製本の高速化と納期短縮が実現し、大学向け卒業アルバムの多品種少量・短納期対応が可能になった。接合部の強度向上により厚みのある重いアルバムにも対応でき、事業の幅が広がる。ブライダルアルバムなど新分野への展開も見込める。平成33年度までに糸かがり機導入の効果で6億円の売り上げ増を狙い、売上高20億円を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
大正7年創業以来の卒業アルバム製作の歴史を背景に、糸かがり機導入で大学向け事業の拡大を経営上の柱として位置付けている。
大学向けは売上の約30%で、他社16.5mmより広い19mmの縫い間隔や旧設備比40%向上の接合強度など、数字で競争優位が示されている。
受注と納入時期の重なりや低価格競合が課題と明記され、製本7日→5日、6億円の売上増、2021年度売上20億円の目標で解決を示している。
糸かがり機導入による6億円の売上増と平成33年度売上高20億円という具体的目標が示されているが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
新事業推進課を平成28年4月に発足させ、営業担当社員を増員したと書かれており、補助事業を遂行する体制の記述がある。
高強度・多品種少量・短納期対応という製品価値と、大学向けやブライダルアルバムという顧客ターゲットが具体的に示されている。
平成33年度までの5年間で売上増を狙うとし、新事業推進課の発足時期や糸かがり機導入の段階が示されており、遂行方法の見通しがある。
公開されている事例からは読み取れません。
糸かがり製本で厚い大学・ブライダルアルバムに対応する点は書かれているが、分野全体の普及度や高価格化の水準は示されていない。
少子化による縮小傾向や新分野開拓は触れられているが、国が補助する波及効果や社会インフラとしての理由は書かれていない。
電気代削減や製本速度6倍、接合強度40%向上などの効果は示されるが、補助金額に対する費用対効果の数字は書かれていない。
糸かがり機はサプライチェーンや地域のイノベーションへの貢献に触れておらず、デジタル技術の活用も読み取れない。
紙媒体の強みを生かした新事業展開は書かれているが、成長分野への進出による日本経済の構造転換との関係は示されていない。
山口県下関市での創業や大阪市への移転は書かれているが、地域特性を活かして雇用や地域経済を牽引する記述は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
大学向け卒業アルバムの受注拡大を狙うとともに、結婚市場などの新分野を開拓し、仕入れ・生産・販売の効率化と新規分野による売り上げ構築を目指す。平成33年度に売上高20億円を目指す。
事業拡大や品質で勝負するために必要な設備が整った。糸かがり機を武器にしていく
公式の事例集より(原文のまま)
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
厚板加工、プレス加工、レーザー加工、ネットワーク化の4項目を満たす機種を条件に検討し、アマダ製工程結合マシンLC2012C1NTを選定して…
効果:生産量 1倍→2倍
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程