ものづくり補助金平成26年度製造業沖縄県

生型廃棄砂再生設備導入計画

沖縄鋳鉄工業株式会社

成果月間の廃棄砂量 10t→3t

この事例のポイント

  • 製造工程で発生する鋳型砂を産業廃棄物として処理しているが、将来的に保管スペースの限界が懸念されていた。
  • 鋳型砂の再利用を可能にする生型廃棄砂再生設備を導入した。
  • 月間の廃棄砂量 10t→3t。団子状の砂の発生が設備導入によって抑えられ、再生機で砂の粗さを均一にできるようになったことで、リサイクルしやすい砂を回…

事業者のプロフィール

事業者名沖縄鋳鉄工業株式会社
所在地沖縄県 沖縄県中頭郡西原町
業種鉄鋼業
技術分野材料製造プロセス,製造環境
従業員数40人
資本金4,500万円
設立1973年

事業の背景

沖縄県唯一の鋳物製造業者で、上下水道、電気、ガス、通信、給油所のガソリンタンクなどのマンホール鉄蓋を主に製造しており、県内マンホールの約9割のシェアを持つ。製造で使う鋳型砂は県内の管理型産業廃棄物処理施設で埋め立て管理しているが、将来的に保管スペースが限界を迎えることが懸念されていた。市場では中国を中心とする海外製品や県外製品が低価格でシェアを獲得しており、価格競争が激しくなっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • その他製造工程で発生する鋳型砂を産業廃棄物として処理しているが、将来的に保管スペースの限界が懸念されていた。
  • コスト・採算中国中心の海外製品や県外製品がスケールメリットを生かした低価格で市場シェアを獲得しており、コストダウンを伴う価格競争の強化が求められていた。

やったこと

鋳型砂の再利用を可能にする生型廃棄砂再生設備を導入した。工場のスペースに合わせて設備設計から依頼し、実際の設置は平成28年7月に行われた。設備は砂を集める集じん機、団子状の砂を砕く粉砕機、再生機の3台で構成される。まずは一部の製品から試作を始め、将来的には生型で製造する全製品へと対応を広げる計画である。

事業の効果

  • 月間の廃棄砂量 10t→3t

団子状の砂の発生が設備導入によって抑えられ、再生機で砂の粗さを均一にできるようになったことで、リサイクルしやすい砂を回収できるようになった。廃棄砂と新砂購入の費用が7割程減少し、製造コストの低下により県外製品に対する価格競争力も向上した。廃棄砂の処理に係る環境負荷も減少し、環境配慮にもつながった。

今後の展望

再生工程の体制がほぼ確立し、再生した砂を定量的に生産に再利用できるようになった。再生ごとに増す廃棄や購入のコストダウン効果を生かして価格競争力を強化し、県内外の新規案件を積極的に受注したいと考えている。再利用できない約3割の砂は土木資材やコンクリート原料へのリサイクルを試み始めており、廃棄砂の100%リサイクルを目指している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。